角川新書<br> 教えてみた「米国トップ校」

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角川新書
教えてみた「米国トップ校」

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040821641
  • NDC分類 377.253
  • Cコード C0230

出版社内容情報

東大vsアイビーリーグ、6勝4敗で東大の勝ち!?

内容説明

研究でも教育でも羨望の眼差しで語られることが多い米国トップ校。だが、その一つであるプリンストンで教えるようになった東大教授は、日本に蔓延する幻想に疑問を投げかける。語られなかった「白熱教室」の内実。

目次

第1章 総合人物評価の落とし穴―「就活化」する入試の現実(市川海老蔵はハーバードに入れるか;東大を彩る変人たち ほか)
第2章 「白熱教室」の裏側―問われる教育環境(教室は白熱しているか;教室は多様か ほか)
第3章 「会社化」する米国大学―研究者の居心地を決めるもの(日本の大学は大リーグの二軍化するのか;給料は日本の国立大学の約2倍以上 ほか)
第4章 やがて哀しきグローバル化―非英語圏、日本にこそある多様性(明治期の東大はグローバルの最先端;東大を去る学生たち ほか)
第5章 米国トップ校から何を学ぶか―強みを活かす改革 五つの指針(大学の内と外;一体的な改革のために ほか)

著者等紹介

佐藤仁[サトウジン]
東京大学東洋文化研究所教授、プリンストン大学ウッドロー・ウィルソン・スクール客員教授。1968年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科(文化人類学分科)卒業。ハーバード大学ケネディ行政学大学院修士課程(公共政策学)修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(国際関係論)修了(学術博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

91
2017/9/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2017/10/8〜10/14 東大とプリンストン大という日米のトップ校で教授経験のある筆者の日米大学比較論。要するにどちらも良いところも悪いところもある、ということだが、良くある米国大学礼賛ではなく、日本側にやや分があり、というところが本書の特徴であろうか。 何でもそうであるが、形だけ模倣して日本に取り込むことはほんとに辞めた方が良いと思う。取り入れるのであれば、その文化的背景も取り入れないと絶対に失敗する(法科大学院のように)。2017/10/14

サトシ@朝練ファイト

25
プリンストン大学で教える筆者が「米国トップ校=スゴイ」を検証します。そもそもどんな人が米国トップ校に入学できるのか?親の年収はいくら?そんな事も含めて解説してくれまた、日本の大学の良さも気付かせてくれます。2019/09/08

たらちゃん

11
ハーバードやプリンストンのような世界のトップ校どころか、日本の一地方大学で過ごした私にとって大学で大切なことは、知名度や財政力といったものではなく、トップの思いと出会う友達。2020/06/27

isao_key

10
米国の上位に位置するプリンストン大学で4年間客員教授を務め、現在東京大学教授である著者が、日米大学の強みと弱みを検証している。日本の大学では最近入試にアメリカ式の人物評価を取り入れる動きがあるが、この制度は前提として高校の成績が優秀であり、人と異なる体験を書いたエッセイが必要である。高評価を得るためには低学年から課外活動も行わなければならず、息つく暇もない。その点日本の学力試験は、入試の公平性とコストパフォーマンスの良さでは優れている。米国でも博士号を取得しても就業できるのは6割程度であり就職難は同じ。2017/09/29

shushu

5
日米のトップ大学、プリンストンと東京大を比較し、検証した本。読んだ印象だと、学部を東大で、院をプリンストンで過ごすと有意義なのかな、という感じ。有名米国大学だと学部レベルは院生が教えるのが多く、有名教授は講義を持たないし、東大の少人数クラス・ゼミは貴重だから。ここで比較先がアマースト等のリベラルアーツカレッジだとどうなるのであろうか?2021/07/24

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