出版社内容情報
地球へやってきたイナゴ型宇宙人のロケットが墜落! その大爆発に巻き込まれたアトムは、ショックのためタイムスリップの旅へ……。50年前の日本、戦火のベトナム、ロボットたちが自由と権利を求めて立ち上がる世界……、過去と近未来の世界でアトムが出遭う難事件の数々。はたして人間の社会に未来はあるのか!? ロボット時代への予言と警鐘をこめて贈る大巨編!<手塚治虫漫画全集収録巻数>MT240「アトム今昔物語」1巻収録 /MT241「アトム今昔物語」2巻収録 /MT242「アトム今昔物語」3巻収録<初出掲載>『アトム今昔物語』 サンケイ新聞 1968年9月28日~1969年2月28日連載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
70
鉄腕アトムのアニメ最終回の後日譚となる本作。懐かしのアニメ特集で名場面シーンを少し見た程度の私では全ては理解できていないだろうと思われるけれど、アニメを知らずとも楽しめ、アトムの世界に惹き込まれた。アニメのアトムと手塚本来のアトムではイメージがかなり乖離しているらしく、本当のアトムを示すためにこの連載が始まったと云う。アニメの方は分からないけれど、今昔物語のアトムは「三つ目がとおる」や「どろろ」などの作品と同じ手塚イズムがしっかりとあり問題提起の多い作品で素晴らしかった。(⇒)2020/07/02
ふろんた2.0
4
★★★★2018/06/10
もJTB
0
アトムにワンダー3的なプロットを混ぜた感じ。つまり最強。2013/08/16
leopard gecko
0
内容自体は外伝的なタイムスリップものなのだが、途中でかなりショッキングな展開になる。小さな子供にはちょっと見せられない感じ。内容自体はロボットが権利を手にしていく様などを丁寧に描いた名作。差別問題や反戦などが裏のテーマになっており、手塚治虫は本編でもこういうテーマをもっと正面から扱いたかったのではないかと思わせる。2013/04/03
shinsei1229
0
アニメの後日譚から出発した、ロボット三原則の成り立ちなどアトムの世界観を深く掘り下げた物語です。その完成度は本編と遜色なく、面白いです。2010/01/15
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