ヤングマガジンＫＣ こぐまレンサ 〈２〉

ロクニシコージ

講談社（2004/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 187p／高さ 19cm
• 商品コード 9784063612523
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[東雲]

小説の手法を漫画で再現。エキセントリックな存在であるこぐまのキャラクタと伏線を引きまくり全てを見事に回収する作風が伊坂幸太郎に通じる。漫画でこれをやるなんてとんでもないなあと感心していたら講談社BOXで完全版が出ていたのか。うんうん。絵は正直うまいとはいえないけど、物語が圧倒的に強いのでこの絵でもやりたい事が十分に伝わってきた。傑作。

2016/12/05

[辻]

この漫画を単に「面白いよ」といって人様に薦めるようなマネは、私にはできない。けれども同時に、頼み込んででもいいから、誰かに読ませて感想を吐かせたいような、そんな作品だ。作風が非常に独特であり、ストレートな表現を多様する点は時として痛々しく感じられるかもしれないが、それは作者の稚拙さによってではなく、むしろ他の誰もが直接描こうとしないテーマに、一切のごまかしなく挑んでいるが故である。

2012/12/17

[iwaokeinfinity]

名作。その一言だけでいい。

2009/05/10

[fest＠蔵書整理中]

108円で保護

2014/10/03

[コゴエルナツ]

1巻での伏線を全て回収します。それどころか伏線と思っていなかったものまでが伏線で驚かされました。物語は繋がっていく感じに大きなカタルシスを得られるのは間違いないです。タイトルの「こぐまレンサ」は大きな意味を持ちます。ロクニシコージ氏の渾身の愛が願わくば貴方にも伝わることを祈ります。

2010/04/01