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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
34
原作は、萩尾さんが審査員を務めた「ゆきのまち幻想文学賞」の入賞作品だとか。萩尾さんが惚れ込んでコミック化しただけあって、すっかり萩尾さんの世界。2作目の「ハルカと彼方」が特に萩尾色が濃い感じがしましたが、表題作(受賞作)が、猫が同僚の菱川さんに化けていることを見破った白湯子が菱川さんの人となりを再発見していく過程と菱川さんの存在を雪どけの日まで引き延ばしたかった猫のゲバラの想いが切なく、私は好きでした。2014/11/03
しましまこ
16
再読。3編、タイトル作が切ない。2024/04/21
夜の女王
16
☆☆☆ 猫が菱川さんに化けてるのに気づいた白湯は・・・。“見る”目のある白湯と野良猫ゲバラの不思議ワールドです。原作付だけど、やっぱり望都テイスト。コミカルと叙情性のバランスが絶妙。1作目の菱川さんはコミカルに最後は切なく、2作目ミステリアスホラーの雰囲気で、最後はやっぱり切なく、3作目はファンタジーで最後は幸せ。どれも読み応えがあった。だけど、2作目、しょうもない事だけどお兄さんの行方不明はどう処理したのか気になるなぁ・・・^^;2014/09/30
ぐっち
16
原作つきなの?と思ったらすごく萩尾望都さんらしい作品でした。「菱川さんと猫」じんわりきます。ゲバラかわいい。2010/10/22
Shimaneko
14
『海街』を買いに寄った書店で見つけ即買い。原作アリ物でも、そこはやはり安定の萩尾望都ワールドで、テイストとしては「ここではないどこか」シリーズっぽい。『ハルカと彼方』が切ないなあ。2014/07/12