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内容説明
古くから人間の死については、医師にとっても一般の人にとっても共通の常識的な判断があった。しかし、医学の進歩は「脳死」という、生と死についての新しい概念をもたらした。しかも、臓器移植の進歩が、脳死を人の死と認めるべきかどうかという問題を一般社会にも投げかけるようになった。そもそも脳死とはどういう状態を言うのだろうか、植物人間とどう違うのだろう?脳神経外科の第一線で医療にたずさわる著者が長年の研究と経験をもとに、脳死に対する正しい考え方を明らかにする。
目次
第1章 人の死と脳の死
第2章 脳死はどのようにして発生するのか
第3章 脳死状態の脳はどうなるのか
第4章 なぜ今、脳死が問題なのか
第5章 脳死はどのくらい発生するか
第6章 脳死をどう判定するか
第7章 国による判定基準のちがい
第8章 蘇生術に限界はあるか
第9章 脳死と個体死を考える
第10章 脳死と植物人間とはどう違うか
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