出版社内容情報
森 博嗣[モリ ヒロシ]
著・文・その他
内容説明
イマン。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれる軍事用AI。電子空間でデボラらの対立勢力と通信の形跡があったイマンの解析に協力するため、ハギリはエジプトに赴く。だが遺跡の地下深くに設置されたイマンには、外部との通信手段はなかった。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が行方不明に。意識が戻らない「彼」を誘拐する理由とは。知性が抽出する輪環の物語。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
工学博士。1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。同作は、まんが化、ドラマ化、アニメ化などされ、多くのクリエータに影響を与えた。エッセィや新書も多数刊行している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yu
145
Kindleにて読了。なんという終わり方。こんなのズルいわぁ。100年シリーズ読み直そうかな。続きが気になるし、早く読みたい。読み終わったらこんな世界がやってくるのではないかと、思わず錯覚してしまう。年内に後2冊刊行されるようなので、それまでに復習しないと。2018/02/24
さばかん
125
起こる事件。繋がる過去。繋がるネットワークと、人脈の輪。人は争いをやめられないものだが、電子空間でも諍いは起こっているらしい。 どんどん固有名詞が増えてきて、ちょっとこんがらがってきた。2018/04/20
山本真一郎
104
読了。シリーズはもう8冊目。読み終わった今は思わず溜息が出てしまう。ここへ来て同作者の別シリーズの世界観が急に懐古される。このシリーズに取り掛かる前に読んでいて良かった。人間、ウォーカロン、人工知能、トランスファが入り乱れる中で問われる「血か、死か、無か?」という問いには様々な意味で戦慄する。ラストの1行ではその戦慄が最高潮に。さて、今年中に後2冊出るらしいが、そこで真賀田四季の目指す到達点は明らかになるのだろうか。毎度の事ながら早く読みたいなあ、と。それ以前にシリーズの再読をそろそろ計画した方が良いか。2018/03/13
はと麦茶
79
じっくり読んだ。さすが森先生面白いですよ!懐かしい名前がたくさん出てくるのでやっぱり読み直さないとな。真賀田四季…人間に敵対してはいないはずなのに怖いわ。悪魔妃はこじつけっぽい 2018/03/11
たち
68
百年シリーズも四季のシリーズも、読んだのは随分前の事で、私は愚かな人間なもので、すっかり忘れてしまいました。ただ、名前だけは覚えていたので読んでいるうちに、うっすら思い出しましたが…。まぁ、人間の記憶なんてものは、その程度のものだってことですね。ですが、覚えてなくても充分面白いです!2018/08/26