角川ホラー文庫<br> ぼぎわんが、来る

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角川ホラー文庫
ぼぎわんが、来る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041064290
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



澤村伊智[サワムライチ]
著・文・その他

内容説明

“あれ”が来たら、絶対に答えたり、入れたりしてはいかん―。幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。それ以降、秀樹の周囲で起こる部下の原因不明の怪我や不気味な電話などの怪異。一連の事象は亡き祖父が恐れた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか。愛する家族を守るため、秀樹は比嘉真琴という女性霊能者を頼るが…!?全選考委員が大絶賛!第22回日本ホラー小説大賞“大賞”受賞作。

著者等紹介

澤村伊智[サワムライチ]
1979年生まれ、大阪府出身。幼少期より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂作品を敬愛する。2015年、『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは「ぼぎわん」)で第22回日本ホラー小説大賞“大賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

青乃108号

663
ホラーであること以外、何の情報も持たず読み始める。短編集かと思ったら長編小説だった。章毎に夫、妻、フリーライターの立場で一家を狙う怪異の顛末が描かれる。終盤までグイグイ読ませる筆力あり。ただ、クライマックスたる【ほぎわん】と琴子の対決は迫力はあるものの単調でメリハリに欠け、しかもかなり長く途中で眠くなる。家族がお互いを思い大切にしないと家に魔物を引き寄せてしまうので気をつけましょう、という本。巫女の琴子と真琴の姉妹をもう少し前面に出せばシリーズ物としてやって行けそうなのに、と思っていたら既になってました。2022/09/10

海猫

457
幼少期に謎の怪物“ぼぎわん"に遭遇した田原秀樹。 社会人になって、家庭を持った彼の元に謎の訪問者が現れて以来、彼の周りで不可思議な怪奇現象が起こる。まずは“ぼぎわん"が猛烈に恐ろしい。何なのかわからないが凶悪凶暴、かつ狡猾。迫る怪異には震え上がるがこの作品、怖いのは怪物だけではない。作品はそれぞれに視点が変わる三章構成でできていて、視点が変わったことで見えてくる人間ドラマまでもが強烈に怖い。登場する霊能者のキャラクターも立っていて、怖いのにどんどん読んでしまった。映画化作品も気になるのでいずれ鑑賞したい。2026/08/21

mapion

426
正体の知れない化け物が、赤ん坊と暮らす夫婦のもとにやって来る。夫はオカルトライター野崎と霊能者比嘉真琴の助けを借りて化け物に立ち向かう。妻は赤子を連れて化物から逃げる。最終章では真琴の姉、比嘉琴子とぼぎわんのバトル。ぼぎわんの発祥が民俗学的な意味づけをされるだけでなく、関わった者の愚かな行為がより邪悪なものとして育ててしまう。琴子との対決までに、より狡猾になるぼぎわん。圧倒的な力を持つはずの琴子でさえ、無事でいられるかどうか。ホラー好きでない私が読んでも楽しめたのは、ぼぎわんと比嘉姉妹の魅力のおかげ。2026/08/07

yoshida

368
幼い頃に触れた怪異「ぼぎわん」。とっさの祖父の行動で難を逃れたが、約20年後に再び怪異が迫る。民俗学や呪いに加え、昔からの夫婦の確執等を取入れ引き込まれる。子供が産まれてからの夫婦の確執、特に言葉の応酬はかなりの鬱展開だった。小説だけに極端に表現したのだと思う。また、余りに人を殺させ過ぎと感じた。最終的な対決の場面でも、早くそれを使えば良いのではと思ったりする。私が実話怪談モノが好きなので、好みのギャップだろう。ホラーエンタメかつこれが第一作ということを鑑みれば、労作と思う。荒削りではあるが読ませる作品。2018/08/04

Kanonlicht

324
単純に怪奇現象におびえる家族の話かと思いきや(だけどそれだけでもかなり怖い)、途中もしかしてこれってそういうこと?と思わせるギミックがあって、終盤はやっぱりこっちなのかと良い意味で期待を裏切ってくる。都市伝説にとどまらず民俗学も絡めてくるあたり、さすがの日本ホラー小説大賞受賞作。映画は観ていないが、あれが出てきて動くとなるとかなり怖そう。2021/08/02

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