出版社内容情報
特殊捜査能力を持つトイプードルの天才警察犬メグレが、怪事件の謎を解く!老舗ホテル内の厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。警視庁の刑事・佐倉綾香は事件の真相を追いかけるが、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。
迷宮入りかと思われた難事件を解決に導いたのは――現場に残された“殺意の匂い”を嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬・メグレだった!
メグレと行動を共にする警察犬訓練士・早乙女俊介は、連続する不審死事件に巻き込まれていく。
プロローグ
第一章
第二章
エピローグ
七尾 与史[ナナオ ヨシ]
著・文・その他
内容説明
老舗ホテル内の厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。警視庁の刑事・佐倉綾香は事件の真相を追いかけるが、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。迷宮入りかと思われた難事件を解決に導いたのは―現場に残された“殺意の匂い”を嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬・メグレだった!メグレと行動を共にする警察犬訓練士の早乙女俊介は、連続する不審死事件に巻き込まれていく。
著者等紹介
七尾与史[ナナオヨシ]
1969年、静岡県浜松市生まれ。第8回「このミステリーがすごい!」大賞で最終選考に残った『死亡フラグが立ちました!』(宝島社)で2010年7月にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
90
トイプー警察犬メグレその1。連作短編集。表紙含めメグレがカワイイ。犯人はメグレが教えてくれるので証拠集めが警察含む人間のお仕事。2019/06/23
mocha
86
百発百中で犯人を特定するメグレ。ただし犯行を証明するのは人間の仕事。表紙の可愛さからわんこにキュンキュンするようなお話かと思ったらそうでもなかった。ハンドラーの語りが硬いせいかな。しかし、それほど追い詰めたとも思えないのに犯人があっさり自供するあたりが物足りない。2019/01/17
nyanco
80
警察犬と言ってイメージするのはシェパード、なのにまさかのトイプーが!その意外性と、「殺意の匂い」を嗅ぎわけられる特殊能力、というのも面白く、メグレのその能力が「キョウカンカク」という点も良い。可愛いトイプーが…という設定は非常に面白いのですが、設定だけで終わってしまった感がしてしまい、非常に勿体ない。ミステリー自体はあっさりとし過ぎていて七尾さんらしさがあまり感じられない。まだメグレの元飼い主の死の真相が語れていないので、続編があるのかな。続→2016/04/28
papako
74
トイプー警察犬メグレくん、楽しかった。ワンコがしゃべらないからいいですね。まず犯人がわかって追いつめる。倒叙ものの変形かしら。メグレくんは『犯人臭気』をのがさない。そしてしっぽで犯人を教えてくれる。あとは刑事におまかせ。平塚刑事を殺した犯人を見つけるところまでいくのかしら。2019/03/28
ちーたん
71
★★★☆☆愛らしい警察犬が誕生!犬種はなんとトイプードル♡名前は『メグレ』プライド高いオス♂のキュートなワンちゃん♡訓練士・早乙女はメグレに絶対的な信頼を寄せている。メグレは現場に残された【殺意の匂い】を嗅ぎ分け、犯人を当てる事が出来るのだ!犯人もあまりの可愛さにすぐ自供しちゃったり推理する要素のない軽めのミステリw。犬好きにはメグレの捜査の描写にキュンっ♡尻尾をクルクルふる姿やクンクンする描写にほっこり♡でも七尾さんだけあって残酷な事件もあり…そこは胸が痛かった。続編もあるけど、一旦この1冊で満足。2019/11/19