出版社内容情報
古本屋と一緒の世界旅行で、ラスベガスに来た夕士。そこに千晶先生も合流し、最高で忘れられない夜が始まる。人気シリーズの完結編!古本屋と共に世界旅行に出かけた夕士は、南米を経て北米ラスベガスへと向かう。そこに千晶ら多くの仲間が集い、夢のような日々が始まった。カジノ、グルメ、新年のカウントダウンパーティー。新たな発見を繰り返し、成長していく19歳の夕士と、「妖アパ」主要人物の後日談が収録された、ファン必読の1冊!
香月 日輪[コウヅキ ヒノワ]
著・文・その他
内容説明
古本屋と共に世界旅行に出かけた夕士は、南米を経て北米ラスベカスへと向かう。そこに千晶ら多くの仲間が集い、夢のような日々が始まった。カジノ、グルメ、新年のカウントダウンパーティー。新たな発見を繰り返し、成長していく19歳の夕士の姿と、「妖アパ」主要人物の後日談が収録された、ファン必読の一冊!
著者等紹介
香月日輪[コウズキヒノワ]
和歌山県生まれ。『ワルガキ、幽霊にびびる!』(日本児童文学者協会新人賞受賞)で作家デビュー。『妖怪アパートの幽雅な日常(1)』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。2014年12月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そる
259
これは夕士が古本屋と世界旅行していた時にラスベガスに寄って、千晶先生とその仲間たちとお祭り騒ぎした、って感じでそれ以上のことはない感じ。外伝の後に入っていたみんなのその後、が良かった。ちょっと泣けた。人が減って、高校生だった夕士と秋音ちゃんも大人になってなんだか寂しくなった妖怪アパート⋯。その後も楽しくあたたかいアパートが続きますように。これでホントに最後!別冊2冊で振り返ります!「「小さな幸せを積み上げて、さあ、明日もがんばろうって。そういう生き方が、人間として一番正しく美しいんだと、俺は思う」」2020/01/17
りゅう☆
93
夕士が初世界旅行の3ヶ月で洗礼受けた後、ラスベガスにある千晶の兄宅でお世話になることに。危険と隣り合わせの3ヶ月とは打って変わってセレブな生活を堪能。千晶とマサムネさんも渡米して一緒に過ごせて嬉しいね。日々リセットされ、リニューアルされ、成長する。千晶の言葉が深い。だからこそ、また明日頑張れると思える夕士が逞しい。そして世界旅行を終えた妖怪アパートのその後。画家がアラスカに移住、詩人の隣に並ぶことを決めた夕士は大人になったな~。夕士の小説家としての日々は充実してて、事故に遭ったチアキは今こそ歌うべき時で→2019/02/25
吉田あや
70
古本屋さんと共に期限のない世界旅行に出かけた主人公の夕士。ハードながらも賑やかな長旅から帰国したアパートは喪失の大きさにポカンとした寂しさが漂っていた。そんなしんみり感を吹き飛ばすように新しい光となる存在が登場。かわいいあの子からのバトンを受け取るように導かれた出会いが嬉しい。妖怪アパートに幸せを「再生」させて旅立った日輪さん、今頃アパートで皆と楽しく暮らしているのかな。新しい物語を読むことができないことは寂しいけれど、ページを開けば待っていてくれる、そんな場所を心に持てたことに感謝していきたい。2021/10/26
た〜
55
妖アパ最後の最後の後日談。番外編的な短編ラスベガス編と後日譚的ショートショート集。いきなり話が飛んでるなーという気もしないではないが、面白かった。夕士くんは相変わらず嫁(千晶センセ)とも旦那(長谷クン)ともラブラブなようで。飯テロはやや弱めかな(直前に読んだかくりよの宿飯の影響?)。なっこ可愛い新キャラ登場なのにショートショート1本だけというのが残念。帯がラノベな表紙もどきバージョンしかなかったのが痛恨2017/05/20
眠る山猫屋
51
もったいなくて、なかなか読みたくなかった・・・それくらい色々と吸収することの多かったシリーズの最終作。成長した夕士たち、変わりゆく妖怪アパート、昇華して去るクリとシロ。寂しさも禁じ得ないよ。本当に素晴らしい読書体験でした、子供たちに読んで欲しい!なっこも幸せになって欲しいな~。2017/11/19
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