出版社内容情報
諸国を気ままに旅する徳田新之助、畠山箕山、立花求馬の謎多き三羽烏、その正体とは? 天下の悪を懲らしめる、痛快・書下ろし始動!宝永地震に富士山の噴火。復興に苦しむお伊勢参りの要所・石部宿で、百姓衆の諍いを治めた旅の浪人徳田新之助は、圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになるが……。使い手の男前若侍と、色事好きのお節介な爺さん。ひょんな縁から行き会った三人の正体とは? 痛快世直し道中記開幕!<文庫書下ろし>
第一話 宿場の兇漢
第二話 鬼姫の里
第三話 塩の吉良道
第四話 黄門様が来る
井川 香四郎[イカワ コウシロウ]
著・文・その他
内容説明
宝永大地震に富士山噴火。復興の祈りで賑わうお伊勢参りの要所・石部宿で、百姓衆の諍いを収めた旅の浪人徳田新之助は、圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになるが。使い手の男前若侍と、色事好きのお節介な爺さん。ひょんな縁から行き会った三人の正体とは?痛快世直し道中記開幕!
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年愛媛県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
105
若き日の、吉宗、宗春それに水戸光圀の世直し旅、面白い設定で楽しくk楽に読めました。2017/02/17
鍵ちゃん
20
宝永大地震に富士山噴火。復興の祈りで、賑わうお伊勢参りの要所・石部祝で、百姓衆の諍いを収めた旅の浪人・徳田新之助は、圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになるが、使い手の男前若侍と、色事好きのお節介な爺さん。ひょんな縁から行き会った3人の正体とは。察しのとおりでした。時代劇で徳川といえば葵の御紋で「控えおろう亅と暴れん坊だよな。内容も痛快で気持ちよく運んでいた。2021/11/19
kousei
7
剣の立つ旅の浪人2人と爺さんが行く先々で巡り合い人助けをして実はこの3人は、って流れ。勧善懲悪でスッキリして肩の力を抜いて楽しめる。2022/11/24
とく たま
6
尾張紀州水戸の御三家の殿様が身分を隠した気ままな旅で出会う。そこで起きる悪し様を一刀両断して行くね。面白い、まるで月影兵庫と水戸黄門のスピンオフを見ているようよ✨・・「月影兵庫」って知ってるかな(・・;)2024/07/18
ロックイ
6
往年のテレビ時代劇を、言い方は悪いですが、ごちゃ混ぜにしたような痛快時代小説。御三家が斬るのタイトル通り、紀州、尾張、水戸の要人三人がそれぞれ気ままに旅をしながら、悪人を成敗していくという世直し道中もの。テンポも良く、ユーモアたっぷりなので気軽にサクッと読めました。2017/02/13