講談社学術文庫<br> 中世武士団

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講談社学術文庫
中世武士団

  • 石井 進【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062920698
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0121

出版社内容情報

平安末期から戦国の終焉へ――激動の時代を駆け抜けた男たち
「土」にねざした社会集団はどのように生まれ、変貌したか

「土」と結びついたイエ支配権の強固さと独立性を持つ根生(ねお)いの在地支配者たち。彼らの生活と意識、変容の過程、荘園や城下町の様子、そして近世とともに喪失した「自立性」への惜しみない哀悼。平安後期から戦国期の終焉にかけて時代を担った社会集団の実態と中世社会の構造を、歴史書、文学作品、考古資料を駆使して活写した、中世史研究の白眉。

※本書の原本は1974年、小学館より「日本の歴史」第十二巻『中世武士団』として刊行されました。講談社学術文庫収録にあたっては、同社より1990年に刊行された「文庫判 日本史の社会集団」第三巻『中世武士団』を底本とし、2005年に山川出版社から刊行された「石井進の世界」第二巻『中世武士団』を参照しました。

中世武士団の性格と特色――はじめに
曾我物語の世界
敵討とその周辺
「兵」の館をたずねて
「兵」から鎌倉武士団へ
板碑は語る
武士団とは何か
小早川の流れ(一)――鎌倉時代の歩み
小早川の流れ(二)――南北朝・室町時代の武士団
埋もれていた戦国の城下町――朝倉氏の一乗谷
失われたもの、発見されるもの――おわりに


石井 進[イシイ ススム]
著・文・その他

内容説明

「土」と結びついたイエ支配権の強固さと独立性を持つ根生いの在地支配者たち。彼らの生活と意識、変容の過程、荘園や城下町の様子、そして近世とともに喪失した「自立性」への惜しみない哀悼。平安後期から戦国期の終焉にかけて時代を担った社会集団の実態と中世社会の構造を、歴史書、文学作品、考古資料を駆使して活写した、中世史研究の白眉。

目次

中世武士団の性格と特色―はじめに
曾我物語の世界
敵討とその周辺
「兵」の館をたずねて
「兵」から鎌倉武士団へ
板碑は語る
武士団とは何か
小早川の流れ(鎌倉時代の歩み;南北朝・室町時代の武士団)
埋もれていた戦国の城下町―朝倉氏の一乗谷
失われたもの、発見されるもの―おわりに

著者等紹介

石井進[イシイススム]
1931~2001。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了。1964年、文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、国立歴史民俗博物館館長を務める。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

48
【中世26】これは抜群に面白くかつ興奮した。歴史書とはこういうものか、と思った。小学館「日本の歴史」の1巻として一般向けに書かれながら、同時に著者のオリジナルな実証的研究成果でもある。長い間、読み継がれてきただけのことはある。平安時代から戦国時代までの武士団のありようが、中世から近世にどう変質したかという、理論的な問いに見事に答えている。その導き方が見事なのだ。一般書として大佛次郎の小説「乞食大将」から入り、「曽我物語」「今昔物語」などの文献により中世武士団の特徴を洗い出す。ここまでは語り口のうまさが↓2022/04/24

翠埜もぐら

15
平安から戦国末期にかけての武士の形態の変遷を追った力作。土地の開拓開墾そして経営と武力による保持は、在地領主として初期の「武」を「芸」とする者が、その土地に根差し執着する理由だったわけです。しかし「惣領制」の意味合いの変化は集団としての武家の変化でもあり、「その土地に根差しての一族」から「転勤もあり得る」「中間管理職」としての武家集団へと変化していく。その背景にはより強力な権威者からの支配と安堵、つまり権威付けが「領地経営」に必要だったから、と言うことでしょうか。「鉢植え武士」ってなんちゅー表現。2022/04/07

fseigojp

14
本郷和人の先生の先生 考古学的、民俗学的知見も加味しての論考は非常に説得力がある こんな偉い人がいたのに、網野史学全盛だったから。。。。2023/04/27

のれん

13
現代の中世武士像の基本となっているイエ支配権の変遷をわかりやすく解説する。 武力を背景に館、土地、被支配者の順で村単位で小国家を形成するのが鎌倉武士のスタンダード。 そんな彼らにとって将軍は土地保険の担保をしてくれるビジネスライクな契約者に近かった。 その力関係を曽我物語の仇討ちの正当性から読み取る(当事者間の私闘で決着しているのを頼朝が黙認している)のは今見ても視点が鋭いと感じる。 制度が常態化すると反抗が相次ぎ、室町時代には大名が支配権が細分化した各個人を支配。集権化と土着化が綺麗に納得できる。2021/11/28

qwer0987

11
中世武士団の姿を、曽我物語などの文学や、フィールドワーク、板碑や文献などから考察していく内容で読みごたえあった。中世の武士団は土地に根付いたイエ社会の制度で成り立っており、特に鎌倉期は独立自治を勝ち得ている雰囲気がある。そのイエ制度の権威化のため、たとえば高貴な血を受け入れたり、主従関係のあった人物を血縁関係に置き換えて系図をつくったりしていたようだ。だが鎌倉末期からそんなイエ制度を否定するように権力者からの介入が始まる。それが近世への下準備になった様などは興味深い。その他の話題も充実しており楽しめた2022/06/28

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