出版社内容情報
平安末期から戦国の終焉へ――激動の時代を駆け抜けた男たち
「土」にねざした社会集団はどのように生まれ、変貌したか
「土」と結びついたイエ支配権の強固さと独立性を持つ根生(ねお)いの在地支配者たち。彼らの生活と意識、変容の過程、荘園や城下町の様子、そして近世とともに喪失した「自立性」への惜しみない哀悼。平安後期から戦国期の終焉にかけて時代を担った社会集団の実態と中世社会の構造を、歴史書、文学作品、考古資料を駆使して活写した、中世史研究の白眉。
※本書の原本は1974年、小学館より「日本の歴史」第十二巻『中世武士団』として刊行されました。講談社学術文庫収録にあたっては、同社より1990年に刊行された「文庫判 日本史の社会集団」第三巻『中世武士団』を底本とし、2005年に山川出版社から刊行された「石井進の世界」第二巻『中世武士団』を参照しました。
中世武士団の性格と特色――はじめに
曾我物語の世界
敵討とその周辺
「兵」の館をたずねて
「兵」から鎌倉武士団へ
板碑は語る
武士団とは何か
小早川の流れ(一)――鎌倉時代の歩み
小早川の流れ(二)――南北朝・室町時代の武士団
埋もれていた戦国の城下町――朝倉氏の一乗谷
失われたもの、発見されるもの――おわりに
石井 進[イシイ ススム]
著・文・その他
内容説明
「土」と結びついたイエ支配権の強固さと独立性を持つ根生いの在地支配者たち。彼らの生活と意識、変容の過程、荘園や城下町の様子、そして近世とともに喪失した「自立性」への惜しみない哀悼。平安後期から戦国期の終焉にかけて時代を担った社会集団の実態と中世社会の構造を、歴史書、文学作品、考古資料を駆使して活写した、中世史研究の白眉。
目次
中世武士団の性格と特色―はじめに
曾我物語の世界
敵討とその周辺
「兵」の館をたずねて
「兵」から鎌倉武士団へ
板碑は語る
武士団とは何か
小早川の流れ(鎌倉時代の歩み;南北朝・室町時代の武士団)
埋もれていた戦国の城下町―朝倉氏の一乗谷
失われたもの、発見されるもの―おわりに
著者等紹介
石井進[イシイススム]
1931~2001。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程修了。1964年、文学博士(東京大学)。東京大学文学部教授、国立歴史民俗博物館館長を務める。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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翔亀
翠埜もぐら
fseigojp
のれん
qwer0987
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