講談社文芸文庫
春夏秋冬

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062901895
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

スタンダール『赤と黒』、フローベール『ボヴァリー夫人』の名訳者であり、第一級の仏文学者であった碩学の日常と思索を綴る名随筆。文学に捧げた人生――いぶし銀の随筆集

スタンダール『赤と黒』、フローベール『ボヴァリー夫人』の名訳者であり、第一級の仏文学者であった碩学の日常と思索を綴る名随筆。

※本書は、1979年5月冬樹社刊『春夏秋冬』を底本としました。

生島 遼一[イクシマ リョウイチ]
著・文・その他

内容説明

読書とはいかなるものか。自分にとって文学とは―。スタンダール、フローベール他数々の文学研究と名訳で知られる仏文学者が綴る、日々の思索と記憶と感想。吉川幸次郎、河盛好蔵、宇野千代らとの交流から、泉鏡花、バルザック、バルト、ロダンバックまで。「寸断されがちな生命の持続感を復元してくれるもの」としての“文学”の、精髄にふれる随筆集。

目次

1 春夏秋冬(自分にとって文学とは?;私の本棚;歴史とフィクション;顔について;上田秋成のこと ほか)
2 美の季節(読書の快楽;読書と「秋」;ロマン主義雑談;ジョルジュ・ロダンバックのこと;能と親しむ ほか)

著者等紹介

生島遼一[イクシマリョウイチ]
1904・9・2~1991・8・23。フランス文学者、翻訳家。大阪府生まれ。京都帝国大学卒業。京都大学文学部教授を経て京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うた

4
仏文学者で『パルムの僧院』の翻訳者でもある生島先生の随筆集。訳者あると同時に鏡花の愛読者らしいので手に取ったが、やはり読書に関するものがよい。例えば私の本棚や人と作品、読書と「秋」については、うなづくところが多い。2021/06/04

猫背

1
ご本人を存じ上げなかったため、知らないおじ様の好きなものと知り合いの話をずっと読んでいるという感じ。いやはや洒落てるわ〜。2015/10/07

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