出版社内容情報
人間小林秀雄を妹が伝えた言葉
敬愛する兄 小林秀雄の考え方を、妹 潤子がわかりやすく伝える
小林秀雄の妹であり、田河水泡の妻である作者が、敬愛してやまない兄の生き方や心、そして難しい作品の意味を、兄との対話によって、わかりやすく伝える。小林秀雄の誠実なものの考え方や精神を、身近にいるからこそ書き表した魂の言葉。美について、批評精神について、読書について……、人間小林秀雄と妹の美しい愛情に溢れた書。
高見沢潤子
わたしは、兄の作品を全部読みかえしました。そして兄を訪ねては、いろいろと質問し、話しあいました。兄の顔をじっとみつめ、その一言一言をかみしめるようにききました。ときには、茶の間でむかいあって晩しゃくのお相伴をしながら、あるいは応接間で音楽をききながら、また鎌倉の美しい山々をながめながら。――<「初刊本まえがき」より>
※本書の底本は、講談社刊『兄 小林秀雄との対話――人生について』(1968年6月刊)としました。
高見沢 潤子[タカミザワ ジュンコ]
著・文・その他
内容説明
小林秀雄の妹であり、田河水泡の妻である作者が、敬愛してやまない兄の生き方や心、そして難しい作品の意味を、兄との対話によって、わかりやすく伝える。小林秀雄の誠実なものの考え方や精神を、身近にいるからこそ書き表した魂の言葉。美について、批評精神について、読書について…、人間小林秀雄と妹の美しい愛情に溢れた書。
目次
第1部(ある春の日に―大和ごころとは;個性というもの;ある秋の日に―女性と愛情)
第2部(美について;批評精神について;読書について;ことばについて;歴史について;古典について)
第3部(人生とはなにか―生きる意味;若さ;時間とのつきあい)
第4部(人間としての兄;兄の少年時代;兄の青年時代;大いなる魂)
著者等紹介
高見沢潤子[タカミザワジュンコ]
1904・6・3~2004・5・12。随筆家、評論家。東京生まれ。文芸評論家の小林秀雄の妹。東京女子大卒。1928年、漫画家の田河水泡(高見沢仲太郎)と結婚。漫画家の長谷川町子と教会に通い、受洗。女性評論活動家、クリスチャンとしての作品も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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