感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
75
現在開発されつつある新型ウイルスのワクチンはすべて遺伝子編集の技術を利用している。昨年NHKで放送された遺伝子番組の取材からできたこの書では、現在も今後も使用される遺伝子技術や知見をふんだんに盛り込んでいる。しかし数年すれば新知見が発表されるだろう。英国バイオバンクの50万人分のゲノム解析からのレジリエンス・プロジェクトはオープンリソースになっている。親から子へ遺伝情報が転移される時にその子だけがもつ塩基配列は約70個発生する。突然変異の8分の7までは男性に発生している。ヒトという種において、生命の基本⇒2020/10/29
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
23
読み終わった後、子どもの絵本になった(笑)2020/10/25
マイアミ
4
★★★★★ NHKスペシャルを書籍化した本。放映された映像が踏んだんに盛り込まれていてビジュアル的にも楽しく理解しやすかった。1章はジャンクDNA、2章はエピジェネティクスがテーマになっている。どちらも遺伝学のこれまでの常識を変えた分野で、特に1章はほとんど予備知識がなかたったので、色々な衝撃を受けた。その中でもセントラルドグマ、DNAからRNAそしてタンパク質が合成される様子の再現は、想像していたものと違っていて面白かった。今の学生たちは想像ではなく映像としてこれを見られて幸せだなと思った。2020/12/05
はやたろう
2
人体の設計図である遺伝子、その設計図を解読し、人の形質など様々なことに関する箇所が特定されていることに驚くとともに、希望が持てた。指針がないままゲノム編集がなされた事件があったり、問題もあるけど、病気の防止、治療に役立つようになればいいと思った。2021/04/03
tangent
1
一般向けのテレビ番組の内容がベースになっているだけあって、とても分かりやすい。図版も理解の助けになった。2023/03/10