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世界デフレは三度来る〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 591p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062820073
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

出版社内容情報

魔性の怪物「通貨」をめぐる大河ドラマ
国を挙げて熱病に罹った如くバブルつぶしに狂奔した日本。待っていたのは悲惨なデフレだった。用意周到にバブルとデフレを制御したアメリカとの好対照は、日本銀行とアメリカ連銀の違いだけなのか。ポピュリズム政治に撹乱される中央銀行家たちの苦悩の半世紀。

われわれは、「非合理な熱狂」が資産価格を押し上げ、それがやがて、日本において過去10年にわたって起こっているような、長期にわたる予想外の景気後退の原因となることを、どのようにしたら早期に予測することができるのでしょうか。またそれが予測できたとしても、その予測をどのように金融政策に織り込んだらよいのでしょうか。われわれは、中央銀行家として、金融資産価格の暴落が、実体経済や、生産、雇用、物価安定に影響を与えなければ、そのことに注意を払わなくてよいのでしょうか。――<1999年12月5日、アラン・グリーンスパン講演>

竹森 俊平[タケモリ シュンペイ]
著・文・その他

内容説明

国を挙げて熱病に罹った如くバブルつぶしに狂奔した日本。待っていたのは悲惨なデフレだった。用意周到にバブルとデフレを制御したアメリカとの好対照は、日本銀行とアメリカ連銀の違いだけなのか。ポピュリズム政治に撹乱される中央銀行家たちの苦悩の半世紀。

目次

第3部 狂乱物価(「占領」という現実;アコード;規律か、成長か;円切り上げ ほか)
第4部 非合理な熱狂(ニュー・エコノミー、ITバブル、デフレ;危険な誘導;三重野康のバブルつぶし;海図なき航海)

著者等紹介

竹森俊平[タケモリシュンペイ]
1956年東京生まれ。81年慶應義塾大学経済学部卒業、86年同大学院経済学研究科修了。同年同大学経済学部助手。同年7月米国ロチェスター大学に留学。89年9月同大学経済学博士号取得。慶應義塾大学経済学部教授。主な著書に『経済論戦は甦る』(2002年東洋経済新報社 第4回読売・吉野作造賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛と光の使徒

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上巻読んで、しばらく浮気していたが、1週間かけて読了しました。 通貨(貨幣)をめぐる大河ドラマ(下巻だけで591ページ!)ですが、発行が2006年なので、サブプライムローンからリーマンショック、ユーロ危機にかけての話はここには書かれていません。今同じ本が書かれるとすれば、グリーンスパンとバーナンキ両FRB議長の評価がどうなるかは、気になるところ。 ともあれ戦後から50年近くにわたる長い話なので沢山学ぶことがあるが、特に嘆息を禁じえないのが、バブル崩壊後、失われた10年と言われる90年代の日本の政治家、大蔵2012/03/03

あがた

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19世紀末から現在まで130年ほどの期間の、通貨と金融政策の歴史。メッポウ面白い。と同時に、今の不況を読み解くうえでの参考にもなります。

あがた

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19世紀末から現在まで130年ほどの期間の、通貨と金融政策の歴史。まだ下巻を読みかけなんだけど、これがメッポウ面白い。と同時に、今の不況を読み解くうえでの参考にもなります。

hannover

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素晴らしい。現在の金融危機にしてもこういった歴史の流れをつかんでないと理解できないことが多いですね2011/01/12

ジジ

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ITバブルからの話は特に現在に影響してると感じました。グローバルインバランスや金融緩和の出口戦略が今後どうなるのか注目です。2009/09/20

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