講談社+α文庫<br> 誰も戦争を教えられない

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講談社+α文庫
誰も戦争を教えられない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062816069
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0136

出版社内容情報

社会学者が丹念なフィールドワークとともに考察した、戦後70周年に読む「戦争」と「記憶」の現場をたどる旅まだ誰も、あの戦争をわかっていない……。

沖縄と靖国、戦争博物館のテイストは一緒?
中国は、日本を許す心の広い共産党をアピール!
韓国は、日本への恨みを無料のアミューズメントパークで紹介!!

広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京……。
世界の戦争博物館は、とんでもないことになっていた。

「若者論」の若き社会学の論客であり、「戦争を知らない平和ボケ」世代でもある古市憲寿が世界の「戦争の記憶」を歩く。

誰も戦争を教えてくれなかった。
だから僕は、旅を始めた。

序章 誰も戦争を教えてくれなかった
第1章 戦争を知らない若者たち
1 戦争を記憶する
2 戦争を知らない日本人
第2章 アウシュビッツの青空の下で
1 万博としてのアウシュビッツ
2 ベルリンでは戦争が続いている
3 僕たちはイタリアを知らない
第3章 中国の旅2011?2012
1 上海――愛国デモの季節
2 長春――あの戦争は観光地になった
3 瀋陽――倒された塔の物語
4 大連・旅順――南満州鉄道の終着地
5 再び上海――戦争博物館のディズニー映画
第4章 戦争の国から届くK-POP
1 新大久保の悪夢
2 感動の戦争博物館
3 戦争が終わらない国で
第5章 たとえ国家が戦争を忘れても
1 沖縄に散らばる記憶たち
2 平和博物館のくに
3 そうだ、戦争へ行こう
4 大きな記憶と小さな記憶
第6章 僕たちは戦争を知らない
1 2013年の関ヶ原
2 僕たちは、あの戦争の続きを生きる
3 戦争なんて知らなくていい
終章 SEKAI no OwarI
付録 戦争博物館レビュー


古市 憲寿[フルイチ ノリトシ]
著・文・その他

内容説明

誰も戦争を教えてくれなかった。だから僕は、旅を始めた…。広島、パールハーバー、南京、アウシュビッツ、香港、瀋陽、沖縄、シンガポール、朝鮮半島38度線、ローマ、関ヶ原、東京…世界中に存在する戦争博物館と平和博物館。僕たちは本当に戦争のことを知らないのだろうか?それとも戦争のことが好きなのだろうか?「若者論」の若き論客であり、「戦争を知らない平和ボケ」世代でもある社会学者の古市憲寿が、世界の「戦争の記憶」を歩く。

目次

第1章 戦争を知らない若者たち
第2章 アウシュビッツの青空の下で
第3章 中国の旅2011‐2012
第4章 戦争の国から届くK‐POP
第5章 たとえ国家が戦争を忘れても
第6章 僕たちは戦争を知らない
終章 SEKAI no OwarI

著者等紹介

古市憲寿[フルイチノリトシ]
1985年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。株式会社ぽえち代表取締役。専攻は社会学。若者の生態を的確に描出し、クールに擁護した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で注目される。大学院で若年起業家についての研究を進めるかたわら、マーケティングやIT戦略立案、執筆活動、メディア出演など、精力的に活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

73
各国の戦争(平和)博物館の訪問記をまとめ、戦争の記憶についての考察。パールハーバーから始まり、中国韓国、アウシュビッツ、イタリア、沖縄と戦争に関する博物館の実態と風化する戦争の「記憶」や博物館についてを語り、分厚い本だったが思いの外速く読める。右派とか左派とは関係なく、クールで相対的な視点で論じていて軍オタの自分も納得。著者も驚いていたが、イタリアにはこれに類する博物館が存在しないそうで、各国の歴史が異なると常識も異なると驚かされる。軽い文章で薄く感じるが実に読みやすい。ちょっとはこの著者を見直した。2017/11/15

タルシル📖ヨムノスキー

21
アメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国、そして日本国内の戦争博物館を巡りながら、それぞれの国が第二次世界大戦をどう捉えているかを明らかにしていく本書。両論併記ではないけれど、戦勝国、敗戦国それぞれの視点を知ることができてこれは面白い。そういえば戦争博物館はおろか原爆資料館にも行ったことないな。最後に古市さんとももクロの対談が収録されていて、これがもうはちゃめちゃ。ももクロのどこまでが演技(演出)なのかはわからないけど、お偉い学者さんや政治家が読んだら激怒か卒倒するかも。理屈はともかく答えは案外シンプルなのかな。2023/11/22

たまきら

19
だんなさんが借りてきた本。どんな内容なのかと思って手に取ったら、思想というよりも博物館のテーマをくみ取る内容で興味深かった。人の生死がかかわったこの歴史では、冷静で中立的な展示を求めることが難しい。そういう展示システムを採用しているはずの欧州ですら難しい。ましてやアジアはやりたい放題である。もうこれは笑ってしまうしかない。一人の無邪気なまでに無知な男性が、様々な出来事にぶつかっていく童話のようでした。2015/12/14

Sakie

18
「あの戦争」を体で知る世代がいなくなり、ハコモノの博物館は大きな齟齬を抱えたまま経年劣化し続ける。そして日本には"唯一の真実"が無い。他国や日本の博物館を数々訪れたうえで、あえて戦争を知る必要はない、と著者は言う。「あの戦争」を知らず、息詰まる日常こそ平和と教えられた世代への解答のような結論だ。世界に散らばる無数の小さな記憶、その痕跡。これらの価値は高い。戦争の微細な出来事を事細かに記憶する必要はないのだ。ただ、その悲しみと愚かさを伝えるためだけに全ての展示物、全ての記憶に意味はある。私はそう考えたい。2019/08/21

みっくん

16
 8月15日にいやらしく感想を書くという。。。「誰も戦争を教えてくれなかった」の文庫版。戦争博物館にその国の「あの戦争」に対する向き合い方が出ているようで、日本はというと。。。  池上先生も火垂るの墓も、誰も戦争を教えられないみたいだ。様々な認識がある以上それを自分の中で昇華させるしかない。特に日本は。2015/08/15

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