- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 図書館・博物館
- > 図書館・博物館学一般
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋津
0
「単なるモノの陳列場」ではない、人々の生活に密接した「生きた博物館」を目指した藤山一雄について論じた一冊。博物館が土地ごとに生活を送る人々と共に在るため、博物館施設の構造といった機能面、学芸員は教育者、文化指導者たるべしといった「サービス」面などの理論を構築に努めた様子を興味深く拝読。この分野(と言うこと自体、藤山が批判した「専門の穴」に陥っていることの証しですが…。)に明るくないため「よく分からん」となるところもありましたが。後は「産業」が「博物館分類の一つになりさがった」という指摘は面白いなと。2017/03/22