出版社内容情報
「金閣寺焼失事件」に心を奪われた作家・三島由紀夫と水上勉。生い立ちから気質まで、対照的な二人を解剖。面白すぎる新・文芸評論!若い修行僧はなぜ火を放ったのか。「金閣寺焼失事件」に心を奪われ、共に事件を題材に作品を書いた三島由紀夫と水上勉。生い立ちから気質まで、すべてが対照的な二人を比較すると、金閣寺の蠱惑的な佇まいに魅入られずにいられない日本人特有の感覚まで見えてくる。著者ならではの分析眼が生きた文芸エッセイ。
はじめに
「あの物語」だったのか!
金閣寺
義満と三島の金ピカ趣味
なぜ金閣に火をつけたのか
二人の作家が見た、全く異なるもの
母と故郷
水上勉の故郷
林養賢の故郷
三島由紀夫の故郷
表日本と裏日本
寺と戦争
三島由紀夫の場合
水上勉の場合
禅というもの
美と女
童貞小説「仮面の告白」
水上と養賢の「五番町」
童貞喪失以降
美というもの
生と死
「生きようと私は思った」
「生きて、生きて、生き抜きたい」
三人の死
おわりに
「隠す人」三島、「見せる人」水上
荒野と汁田──日本人の二つの感覚
あとがき
酒井 順子[サカイ ジュンコ]
著・文・その他
内容説明
若い修行僧はなぜ火を放ったのか。「金閣寺焼失事件」に心を奪われ、共に事件を題材に作品を書いた三島由紀夫と水上勉。生い立ちから気質まで、すべてが対照的な二人を比較すると、金閣寺の蠱惑的な佇まいに魅入られずにいられない、日本人特有の感覚まで見えてくる。著者ならではの分析眼が生きた文芸エッセイ。
目次
はじめに
金閣寺
母と故郷
寺と戦争
美と女
生と死
おわりに
著者等紹介
酒井順子[サカイジュンコ]
1966年東京都生まれ。立教大学社会学部観光学科卒業。高校在学中より雑誌にコラムを執筆。『負け犬の遠吠え』(講談社文庫)で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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