内容説明
鉄炮の伝来は、戦場を大きく塗り変えた。戦国大名たちは存亡をかけて、ある者は火器を多用し、ある者は騎馬軍団を強化し、海戦においても強力な鉄甲船が出現するなど、わが国の戦闘はかつてないエポックを迎えた。戦国の世に一大軍事革命をもたらした必勝の兵器・戦術を徹底検証する。
目次
第1章 火(火器伝来とその威力;戦国軍団の火器・戦術の実態)
第2章 馬(「戦国の馬」の実態―騎馬戦術を支えた日本馬の力;検証・武田騎馬軍団―戦国騎馬集団の実相に迫る)
第3章 船(戦国最強の海賊衆―瀬戸内を制したサムライたち;村上水軍と厳島合戦―海賊大将・村上武吉の奇襲戦;無敵の大船「鉄甲船」―織田信長が考案した秘密兵器)
第4章 水(水攻めの達人秀吉―合戦を変えた大土木工事と水戦略;真田昌幸と上田合戦―徳川軍を翻弄した水戦略;幻の大垣城水攻め―関ヶ原直前に立案された作戦の全貌)
著者等紹介
桐野作人[キリノサクジン]
1954年、鹿児島県生まれ。歴史作家、歴史研究者。歴史関係の出版社編集長を経て独立。戦国・織豊期や幕末維新期を中心に執筆・講演活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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