講談社文庫<br> ロバに耳打ち

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講談社文庫
ロバに耳打ち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 203p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774550
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

笑う門にもウツ来る!タイで悪戦苦闘した入院生活、初めて語った父と母。中島らもの独特なユーモアで綴る、笑って泣けるエッセイ集。

笑う門にもウツ来る!タイで悪戦苦闘した入院生活、初めて語った父と母。中島らもの独特なユーモアで綴る、笑って泣けるエッセイ集。

内容説明

昨日、酒を一升飲んでしまった。ぶ厚いイカの一夜干しが「お酒がほしいよう」とおれの左腕を引っ張るのだから、仕方ない。「記憶の中島」と呼ばれた異常な記憶力のおれも、今では昼に喰った飯すら忘れる。両親のこと、幼少期のこと。ゆる~い中に懐かしい匂いがする、らもエッセイ。「お悩み相談」も収録。

目次

第1章 出っ歯の男(幼時の記憶;ナイトメア;歌うこわっぱ ほか)
第2章 象が目に染みる(河内長野に笑死する;世界で一番強い男;竹林にクマ死す ほか)
第3章 もんじゃのくるしみ(川口さんのこと;忘れ物;苦いコーヒー ほか)

著者等紹介

中島らも[ナカジマラモ]
1952年、兵庫県尼崎市に生まれる。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。『今夜、すべてのバーで』で第13回(平成4年)吉川英治文学新人賞を、『ガダラの豚』で第47回(平成6年)日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年7月26日、転落事故による脳挫傷などのため死去。享年52(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぜんこう

25
やっぱり、らもさんのエッセイは面白い。らもさん自身が新刊本(←10年前ですが)を紹介していたので、それらも読んでみよう。たまに らもさんの本を読んでるけど、未読がかなりあるなぁ。 しかし、ほんまにあの世で酒飲んだりラリったりしてるのが惜しい人です。2016/10/29

黒猫

24
久しぶりにらもさんを読む。かなり読み込んでいたため、内容をかなり覚えていました。らもさんはやはり天才です。とにかく読みやすい。さすがにコピーライターをやっていただけありますね。電車の一駅で一章読んでいったらあっという間に読み終えそう。内容はちょっと昔を感じるな。ネクタイ売りとか今はいないよなあ。営業マン時代の話が好き。才能を確信してたんだな。それをひけらかさないところと、破滅的な人生で笑いをとるあたりが絶妙だ。すごい人ですね。2018/11/27

黒猫

22
1日で読了。親父の話は初めて聞いた。母への思い。懐かしい我が家の話を語っている。けっこう裕福な家庭だったのだろう。それを隠さずに素直に話すあたりがらもさんの良いとこ。好きなプロレスの話。動物に対する感情。内田百聞と芥川のエピソードは何回も読んだが面白い。川口さんの「自分もなあ、まだ若いねんから先のこと本気で考えな、あかんで」という言葉に素直に「川口さんの言うとおりや」と思ったというエピソードが深い。うつ病の話や酒の話。らもさんと飲んでみたい。2018/02/17

黒猫

20
再読。この前読んだばかりなのにかなり忘れていた。子供の頃のらもさんのお父さんの話が好きです。短くて読みやすい。サラリーマン時代の話も良いです。しかし、発注のやり取りが口頭で行われていたとは、やはり時代を感じさせます。しかし、らもさんが今の時代を書いても面白いに違いない。書くネタは今の方がたくさんありそうだ。また、そのうち再読します。付録のお悩み相談も面白い。2018/04/12

Book Lover Mr.Garakuta

13
図書館本:自由人のらもさんらしいエッセイだと思うよ。2021/02/20

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