出版社内容情報
従五位下「古田織部正」、誕生。
武将茶人を描く異色大河漫画。
現代の気鋭茶人・千宗屋が語る「古田織部とは?」収録
信長の野望を挫いた光秀と秀吉は、大山崎で激突。武勲に燃える古田左介だが、その最中「本能寺」の真相を知らされ、武人としての限界を悟る。その後、天下人の座は秀吉に大きく傾く。遂に「わび」に果てた光秀と、新覇王秀吉の下で、「黒の革命」を誓う千宗易(せんのそうえき)。数奇の機運も転換点を迎える。異色大河漫画、文庫化第3弾。
山田 芳裕[ヤマダ ヨシヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
52
まずは作者・山田芳裕氏にひとこと苦情を申し上げたい。石田三成がかっこわるすぎる。もっと格好良く描いていただきたかった。光秀は格好良く描かれていた。これは良し。さて、「三服」を読み終えて、やはり光秀の無念の最期に泪。そして、今や天下人になろうとする秀吉の孤独をひしひしと感じた。志を胸に大切なものと引き替えにひたすら突き進んだ男の非業の死と数寄者として剽げた者の生、さらに家康のごとくひたすら生き抜くことを考え己を殺した生き方を見るに、人としてどのように生きるべきか、自分はどう生きたいのかを考えさせられた。2012/09/07
マアサ
4
ここに来るまで、主人公が織部焼を作った人だと気づかなかった。。。戦国マンガだと思ってたけど、やっぱり茶道マンガなのか。茶々のキャラがなかなか強烈。2017/03/23
絵具巻
4
文京区立根津図書館で借りました。2016/04/26
Keystone
4
利休の黒さが・・・。これに限らず、戦国時代ものを読めば読むほど、信長と秀吉が嫌いになります。2012/07/24
nirokuya
4
前巻に続いて宗易暗躍。見所は左介の欲がさらに極まり、創作に結び付いた場面か。今後、どんなことをやらかすかと思うとどんどん続きを読みたくなる。2011/11/17