内容説明
人情長屋で頼りにされる若き剣客孫谷兵六だが、五度刃を交えた仇敵虎之助にとどめを刺せないでいた。奴にも一緒に暮らす女ができた。兵六のほうは想い人お久美に京に旅立たれる始末だが。町内では岡っ引岩吉の子分ら六人が惨殺され大騒ぎに。岩吉の裏を知る兵六、凄腕の下手人探しに走る。
著者等紹介
押川國秋[オシカワクニアキ]
昭和10年宮崎県生まれ。中央大学法学部卒。東映脚本課を経てフリーの脚本家に。『遠山の金さん』『人形佐七捕物帳』『旗本退屈男』など、おなじみの映画・テレビドラマの脚本を手がける。平成11年、『十手人』(講談社文庫)で第10回時代小説大賞を受賞。最後の受賞者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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