内容説明
仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。一年前の嵐の夜を悪夢に変えた不可解な惨劇が、今年も繰り返されるのか?密室から消失した男の謎、そして幻想画家・藤沼一成の遺作「幻影群像」を巡る恐るべき秘密とは…!?本格ミステリの復権を高らかに謳った「館」シリーズ第二弾、全面改訂の決定版。
著者等紹介
綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
1085
読む人/読む時期によって評価が割れそうな"玄人受け"する作品か。本格ミステリ初心者であれば、雰囲気もあり、驚きもある。また、マニアであれば、古典へのオマージュや、有名トリックのリファインを面白がる事が出来る。しかし、その中間に位置する層からは地味な作品で驚きも少ない。犯人に関しては、スケキヨマスクが登場した段階でほぼ確定したに等しく、予想の斜め上をいく事は無い。にも関わらず、再読する度に私の中で評価は上がっていく。作家の創意工夫を汲み取るアンテナの感度が昔よりは良くなっているという事なのだろうか。2016/09/11
Kircheis
694
★★★★☆ 再読。 2作目のこちらは、前作より洗練された感じ…だけど犯人は(特にクリスティ好きには)割と解りやすい。 前半だけでほぼ真相にたどり着けると思う。 綾辻作品の雰囲気は全部好きだが、この水車館のゴシックな雰囲気は特に好みかも。 でも色男の医者に若妻が口説かれ、シャワーを浴びに行くくだりは生々しくて嫌い。2019/01/09
青乃108号
539
「館」シリーズはかなり前に順番にある程度、読んだけど、どれまで読んだかさっぱり記憶にない。本作はシリーズ2作目だから、間違いなく再読になるのだが恐ろしい程全く記憶になく、ほぼ初読の感覚で読む事が出来た。なるほどねえ、良く考えたものだ。水車館での昨年と今年の同じ時期、同じ集会での殺人事件を交互に語り、巧妙に読者を欺く綾辻行人。仮面の主人公だから絶対そこに何かあるとは思ったけれどまさかそこまでとは…しかも一回読んでるのに、恐るべき我が記憶力の無さ。でも今度こそ、しっかり記憶に刻みましたよ。あのラストシーンも。2024/06/07
サム・ミイラ
504
十角館に次ぐ館シリーズ第二弾。前作の驚天動地の大仕掛けとは幾分趣きが異なり古典的でオーソドックスな謎解きとなっている。言わば綾辻流ハイスミスへのオマージュといったところか。しかしそこは流石に一筋縄ではいかぬ捻りを利かせていて見事。私としては時計館を挟み三作目だが今のところ三勝0敗。今回は切断された薬指その一点に尽きる。やはりこの作家とは相性が良いようだ。というわけで氏の代表作「霧越邸殺人事件」を遂に購入。今から興奮している私(笑)2016/06/05
相田うえお
484
★★★★☆20061【水車館の殺人 (綾辻 行人さん)】館シリーズ第2弾。書き出しから凄すぎです!人里離れた山あいに建つ水車館。電気が通っていないため、水路を引いて建物側面に設置された三機の水車を回すことで館内の電力をまかなっています。前作の十角館と同じ設計者の手による水車館、平面図を見ただけでも何かありそうな予感がしてきます。お面を付けた車椅子の男性、嵐の日、転落した女性、無くなった絵、姿を消した男性、バラバラにされて燃やされた男性などなど、十角館もよかったけど水車館も凄かった〜!クセになりそう〜!2020/05/31
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