ココの詩

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ココの詩

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  • サイズ A5判/ページ数 427p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784834082951
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

金色の鍵を手に入れ女の子になった人形のココは、ネズミのヤスと出会い、ネコ一味の名画贋作事件に巻き込まれていきます。人形のココは、ある日子ども部屋で金色の鍵を拾い、小さな女の子のすがたになります。春風に誘われ、初めてフィレンツェの街にでたココは、そこで出会ったやくざなネズミ「ヤス」に恋をするのでした。しかし無垢なココはヤスにだまされ、借金のカタにネコに売られて、召使いとして暮らすことになります。どうしようもなく恋い焦がれる気持ちと正義感とのあいだで揺れながら、ココは名画の贋作をめぐってネコ一味との攻防に巻き込まれていくのでした。

高楼方子[タカドノホウコ]
高楼方子 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」」のシリーズ(フレーベル館)など、幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(福音館書店)「へんてこもり」のシリーズ(偕成社)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など、高学年向きの作品に、『ココの詩』『十一月の扉』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など、翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに幼いころの記憶を綴った『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)、『老嬢物語』(偕成社)がある。札幌市在住。

千葉史子[チバチカコ]
千葉史子 函館市に生まれる。パリ在住時に画塾に通い絵を学ぶ。著者の高楼方子の実姉。姉妹での作品に、『ココの詩』『十一月の扉』(福音館書店)『ポップコーンの魔法』(あかね書房)『とおいまちのこ』(のら書店)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など。挿絵を手がけた作品に、『だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん』(徳間書店)『ごちそうびっくり箱』 (角川つばさ文庫)などがある。千葉県在住。

内容説明

金色の鍵を手に入れ、初めてフィレンツェの街にでた人形のココ。無垢なココを待ち受けていたのは、名画の贋作事件をめぐるネコ一味との攻防、そして焦がれるような恋でした。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

75
表紙の静かで美しい絵とタイトルから想像していたのとは違い、とても苦い物語でした。お人形だったココが、辛い恋をして人間の少女に近づいていくのは、成長が喜ばしいことばかりではないと言われているようで悲しくなります。いけないことだと思っても、どうしても踏み出してしまう。彼のことを忘れられないから。優しい人達のことを裏切っても、あの微笑みには逆らえない。正しいことだけをして、真っ直ぐに生きていけたら、どんなに良いだろう。この作品が児童書であることに驚きます。あと4〜5年経てば娘にも理解できるのかしら?2018/12/07

ケロリーヌ@ベルばら同盟

59
【にゃんこまつり2022】螺子が巻きもどると止まるオルゴールの、音楽を、可憐な人形の回転を、幾度も繰り返し聴き、また目を凝らして見つめるような物語だと思った。何回も螺子を巻くうちに、違う音楽が奏でられる奇跡が起こるのではないか、と。若き日に長期滞在したフィレンツェで、作者の胸に自然と降り積もった物語。それは、動かし難い歴史という壮大な交響曲の中に、一節、小鳥の囀を紛れ込ませるような、荘麗な絵画に一ひら、野の花の花弁を描き加えるような物語。ねことねずみの寓話を読む筈が、歴史の迷路に誘われるとは、嬉しい誤算。2022/02/28

くみ

28
【高楼方子。11月の扉を開けよ読書会】読了後、息を呑みました。なんて厳しい話!「反省」だけでは許されません。「傷ついている」「全てを忘れて」でも許されません。自分で習慣を変えないと行動を変えないと負のリンクからは抜け出せない。チャンスは何度もあったのにどこかにある甘えが邪魔をする。案外ウエムのように本気で背中を蹴り上げてくれる人は貴重かもしれません。「自分の決断が今の自分をつくってる」ってココも分かっていたのに。。その甘えを決して許さないお話でした。こんなパンチの効いた児童文学は初めてかもしれません。2018/12/03

おゆ

26
傑作と呼ばれる絵画が真筆でなければならない理由、どれだけの熱量が費やされた見分けのつかない力作でも、贋作ではいけない理由はどこにあるのか。小さなはだかんぼうの人形ココ、空っぽの心に積もり重なった記憶は彼女を少しずつ生身の少女に近づけていったけれど、抱えきれない恋が最後に招いたものとは。本物と贋作、人間と人形。ウエムを待つ試練は探偵のものではなく、そこに明確な答えやゴールはない。命を運ぶものを運命と呼ぶけれど、舟を操る手は自分のもの、その果てには善人も悪人もなくなり、塗り込められた歴史しかないとしても。2018/11/11

mntmt

14
これ、児童書?!2020/04/21

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