出版社内容情報
金色の鍵を手に入れ女の子になった人形のココは、ネズミのヤスと出会い、ネコ一味の名画贋作事件に巻き込まれていきます。人形のココは、ある日子ども部屋で金色の鍵を拾い、小さな女の子のすがたになります。春風に誘われ、初めてフィレンツェの街にでたココは、そこで出会ったやくざなネズミ「ヤス」に恋をするのでした。しかし無垢なココはヤスにだまされ、借金のカタにネコに売られて、召使いとして暮らすことになります。どうしようもなく恋い焦がれる気持ちと正義感とのあいだで揺れながら、ココは名画の贋作をめぐってネコ一味との攻防に巻き込まれていくのでした。
高楼方子[タカドノホウコ]
高楼方子 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」」のシリーズ(フレーベル館)など、幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(福音館書店)「へんてこもり」のシリーズ(偕成社)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など、高学年向きの作品に、『ココの詩』『十一月の扉』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など、翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに幼いころの記憶を綴った『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)、『老嬢物語』(偕成社)がある。札幌市在住。
千葉史子[チバチカコ]
千葉史子 函館市に生まれる。パリ在住時に画塾に通い絵を学ぶ。著者の高楼方子の実姉。姉妹での作品に、『ココの詩』『十一月の扉』(福音館書店)『ポップコーンの魔法』(あかね書房)『とおいまちのこ』(のら書店)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など。挿絵を手がけた作品に、『だいすきだよ、オルヤンおじいちゃん』(徳間書店)『ごちそうびっくり箱』 (角川つばさ文庫)などがある。千葉県在住。
内容説明
金色の鍵を手に入れ、初めてフィレンツェの街にでた人形のココ。無垢なココを待ち受けていたのは、名画の贋作事件をめぐるネコ一味との攻防、そして焦がれるような恋でした。
感想・レビュー
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さつき
ケロリーヌ@ベルばら同盟
くみ
おゆ
mntmt