著者等紹介
福井晴敏[フクイハルトシ]
1968年東京都生まれ。私立千葉商科大学中退。’98年『Twelve Y.O.』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。’99年刊行の『亡国のイージス』で大薮春彦賞、日本冒険小説協会大賞、日本推理作家協会賞をトリプル受賞した。’02年に刊行された『終戦のローレライ』では吉川英治文学新人賞と日本冒険小説協会大賞をダブル受賞した。原作者として映画『ローレライ』『戦国自衛隊1549』『亡国のイージス』にも参加した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆいぞう
6
防衛庁情報局、自衛隊の非公開諜報機関やその局員、工作員が出てくる。「川の深さは」「亡国のイージス」「Twelve Y.O.」「Op.ローズダスト」「人類資金」など福井晴敏の“市ヶ谷シリーズ”を楽しむのにはもってこいの短編集。この人は敵?味方?あれはどうなってんの?この人は本当は誰?など読んでてドキドキした。集中して一気に読むのがいい。組織に属する人たち、信念があってカッコよかった!戦闘シーンも想像しやすくてカッコイイ。2018/04/11
マッピー
3
逆恨みをされたうえ命を狙われた元諜報部員が絶体絶命の中で「いまできる最善のこと」帰ってこない男を待ち続けた老女の品性が「畳算」うら若い諜報員サクラの名前に秘められた意味「サクラ」逃げられたはずの男が地元に戻ってきたわけは「媽媽」引退して窮屈でも安泰な老後を送っていた元すりの男が「断ち切る」引退間近の警補官が最後に遭遇した事件「920を待ちながら」どれも防衛庁情報局(通称市ヶ谷)に関わる人物の物語。もちろん命のやり取りはあるし、結構リアルなので詳しく想像すると「う」と思う部分もあるけど、読後感は切ない。2016/04/06
ゆうま
2
いまできる最善のこと、920を待ちながらがものすごくきにいった。2014/11/11
takao
1
ふむ2024/10/09
けんたろう
0
福井晴敏の本を読むのは久しぶりだけど、やっぱり凸凹コンビを書かせたら最高だ2016/03/09