内容説明
17歳の美少女・阿雅木雪代は、体がガラスのように透き通って消えてしまう“四季譜病”に冒されていた。姿を次次と変化する怪屋敷まで治療に赴いたメフィストに、彼の師であるドクトル・ファウストと手下が襲いかかる!老医師が言う“資格試験”の意味とは?雪代の命のタイムリミットまで、あと5分。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年千葉県生まれ。青山学院大学法学部卒。1982年に『魔界都市 新宿』でデビュー。1985年に発表した『魔界行1』が爆発的ヒットとなり、ベストセラー作家に。異世界、恐怖とエロス&バイオレンスをたっぷり注ぎこんだ伝奇小説の第一人者である
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感想・レビュー
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阿悠
1
漫画版で興味を引かれ、初の菊池秀行さん。異常の表現が豊富。クトゥルフの「あちら側」やヘルサレムズロットを思い出した。血界戦線の混沌とした街が好きならはまりそう(こちらの方がむしろ先行の「オリジナル」だし、だいぶ大人向けなのは承知) 基本的に力あるものが生き残る弱肉強食の世界。でも普通ならば「強い」奴がより「化け物」な奴に容赦なく搾取されていく様が面白い。そしてその世紀末世界でも最上位近くの実力の持ち主が主人公たる安心感や。というかメフィスト先生が何かする度一々容姿を称える美辞麗句が入るのが笑う。2022/06/29
凪子
1
師が出てくると途端に面白くなる本シリーズ。 ドクターはサブカルチャー系好きなんでしょうね。特に時代劇とか、和風文化。 素直に謝るドクター可愛い。
天城 鋼牙
1
さすがメフィスト先生!2008/07/20
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