内容説明
ほんの数ページのストーリーに、面白さのスパイスをたっぷりきかせたショートショート。誰も考えつかないような突飛な設定、読みだしたら止まらない意外な展開、ラスト1行でのドンデン返し。日常の喜怒哀楽とはひと味違う感動が人生観を変えるかもしれない。短編小説の名手が厳選した全63編への選評付き。
著者等紹介
阿刀田高[アトウダタカシ]
1935年東京都生まれ。1979年『来訪者』で日本推理作家協会賞、同年短編集『ナポレオン狂』で直木賞を受賞。デビュー当初より短編、ブラック・ユーモア、ショートショートの名手として多数の作品を発表。長編でも『新トロイア物語』(吉川英治文学賞受賞)を著すなど幅広い分野で活躍している。1993年より1997年まで、日本推理作家協会理事長を務める
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感想・レビュー
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good speed
14
小説現代ショートショート・コンテスト(1998年~1999年)入選作63編と選評が収録されています。なぜこの作品がこんなに高得点なのかと思ってしまうことが多かったです。やはり、選者の阿刀田さんとは合わないと感じました。「幸せな病気」、「環境保護」、「脇道」が好きです。2015/03/20
石
8
ショートショート大好き。 何回も読んでしまう。2020/06/14
グラスホッパー
7
心が疲れたときは、このシリーズで、リカバリー。2020/01/10
MIKETOM
5
阿刀田の選評を読んでると時々とんでもないトンチンカンなことを書いてることがある。『ありそうな話』はコンピューターウイルスとワクチンプログラムの話なのだが、阿刀田はこれを本物の病原菌ウイルスと製薬会社のワクチンと誤解していたようだ。20年前の作品だし阿刀田自身老齢だから仕方ないんだけど。『親愛なる娘へ』はお父さんがストーカーでありそれに怯えた娘が手首にナイフを当てたりってのはたぶん阿刀田以外のほとんどの読者がわかってるはずなんだけどねえ(笑)人間だからトンチンカンになるのもアリだけど編集者は何をやってる?2019/02/14
ひょろ
5
お気に入りを列挙 「慣れてくると……」「ライバル」「ショートショート」「親愛なる娘へ」「親心」「運のつき」「たずねびと」「職業病」2017/09/30
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