内容説明
溢れかえる情報に踊らされるな。「達人」が伝授する究極の生活防衛術。
目次
第1章 闇に葬り去られる記事
第2章 スキャンダルをモミ消せ!
第3章 国家のスピン
第4章 官僚たちのスピン
第5章 選挙というスピン合戦
第6章 異形のスピンドクターたち
第7章 新たな「スピン」の台頭
著者等紹介
窪田順生[クボタマサキ]
1974年生まれ。ノンフィクションライター。学習院大学卒業。在学中よりテレビ制作会社の契約スタッフとして、主にドキュメンタリー番組制作に携わる。その後、「FRIDAY」「朝日新聞」記者を経て、実話誌編集長を務める。現在は法人団体などのメディア・トレーニング(危機管理コンサルティング)を手掛ける。その傍ら、執筆活動を展開し、処女作『14階段―検証 新潟少女9年2ヵ月監禁事件』が第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
22
「この情報、なにか意図を感じる」とか「あの話題、急に出なくなったな」と思うことがしばしばあるが、それらをコントロールするスピンドクターについての本。こういう存在を知っておくだけでも、「世論」に振り回されることが少なくなるだろう。2021/05/18
k sato
3
スピンとは情報操作のこと。世界にはスピンドクターというスピンのプロがいて、竹内結子さんがドラマ「スキャンダル弁護士」で演じたことで有名になった。筆者は、情報の真偽を確かめないで鵜呑みにすることは危険だと主張している。例えば、新聞社による世論調査が実は世論操作の場合もある。本書が発売された2009年に普及し始めたtwitterなどSNSにもスピンがあった。昨今の政府のスキャンダルやコロナ騒動、Instagramにもスピンが紛れているのではないか。溢れる情報に流されず、真偽を問う心の余裕を持とう。2020/05/06
Witch丁稚
2
忖度忖度!それは「得た」情報なのか「摑まされた」情報なのか?(金出して摑まされるってすごいな)登録しようとして「スピンドクター」で検索しても出てこなかったのも「設定」ですかね?(スピン ドクターで出てきた)。2018/10/13
Humbaba
2
我々は,自由に様々な情報を手に入れられると思っている.しかし,本当に我々に入ってくる情報は真実なのだろうか.マスコミは,報道する自由を持っている.それは,報道するかしないかを自由に決めるということである.報道されないことの中にも大切な事は沢山ある.2010/10/13
okkii
1
面白く読んだ。今の安倍政権のやってることを見るとまさにここで書かれていることがそのまま起きているんだと納得してしまう。2017/07/15