内容説明
1937年冬、南京。激しい攻防戦の後、街は日本軍によって占領された。荒廃した南京での中国人を救おうと奔走し「南京のシンドラー」と呼ばれたドイツ人の日記が、歴史の封印を解かれた。「大虐殺」と「まぼろし」の間を揺れ動いてきた論争に絶大な影響を与えた、中立の第三者が記録した「南京事件」の真相。
目次
迫りくる砲声―1937年9月21日~11月18日
南京安全区国際委員会の結成―1937年11月19日~12月11日
日本軍入城/残虐行為のはじまり―1937年12月12日~12月30日
荒城の新年―1937年12月31日~1938年1月12日
荒廃する南京―1938年1月13日~2月5日
南京との訣別―1938年2月6日~4月15日帰国後のラーベ
ヒトラーとラーベ
ヒトラーへの上申書