内容説明
まだまだ勉強中のかわいい看護婦さんのおもしろエッセイ。心臓へのボスミン注射を「トドメ」と勘違いされたり、少女の頃に遭った露出魔が患者さんで来たり…と思わず笑ってしまう体験談がいっぱい!看護婦になりたい人もお世話になっている人も読んで楽しい、悪戦苦闘のナースのつぶやき。
目次
満月の夜の当直は…
心臓停止の処置の際は…
トイレに行けない手術中
耳介形成術は美術と同じ!?
申し送りは私の苦手
ここが大奥・手術室!
シートベルトが必要なわけ
運命の瞬間
交感神経切除術
不倫の結果は…〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
宇未※青乃屋
1
心温まる物語でした。こんな気づきをする看護師さんは立派ですね2016/06/25
yamakujira
1
若い看護婦(2000年に書かれたから看護師じゃないんだね)の奮闘をつづった雑記帳。エッセイでも内容は事実だろうから、ルポとして病院の裏側をのぞくおもしろさもある。だいたいが楽しめる話だけれど、「運命の瞬間」などは胸がつまるなぁ。 (★★★☆☆)2014/07/06
CEJZ_
1
1P15行。1P15行。この本は2000年文庫書き下ろし刊行なので、看護師ではなく看護婦という名称、痴呆という表現、今ほど飲酒運転が厳罰化になる前の事故急患のハナシなどがあり、少し時代の古さを感じさせるが、なかなか面白かった。ドジ話やギャグ的表現はなく、若手ナースとして真摯に仕事に取り組む中での、数々のエピソードが語られている。夜勤や手術、様々な患者さんとの話など、あるだろうなあ、なるほどなあと思いました。2014/04/04
あっきい
0
2000年当時、現役若手看護師さんのお仕事エッセイ本。総合病院の救急や手術室、夜勤などの仕事の裏側がのぞけますが、何よりも人を思う優しさや温かみ溢れる著者の存在にほっこりさせられます。2015/07/18
Mutsuko Sato
0
医療系(シリアス)のドラマやcomicのナースはむちゃくちゃかっこいいけど、実際のところ、ナースはバタバタ、ビクビク、オロオロしたりもするものです。2013/07/17