ブルーバックス<br> 神経とシナプスの科学―現代脳研究の源流

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ブルーバックス
神経とシナプスの科学―現代脳研究の源流

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062579438
  • NDC分類 491.317
  • Cコード C0245

出版社内容情報

意識は脳のなかでどのように生み出されるのか、ニューロン同士はどう連係し合っているのか。生体を流れる電気信号にその秘密があった生体のニューロン回路の謎解明に挑む

18世紀末、イタリアの物理学者ガルバニによって世界で初めて生体を流れる電気信号の存在が明らかになった。
電気信号が、脳や体をどうやって動かすのか、その謎を解明するのに150年以上を要した。
日本人を含む偉大な研究者たちがそのメカニズムを解き明かすことで、神経とシナプスで起こる複雑な生体電気信号の実体がわかってきた。
記憶や意識は脳の中でどのように生まれるのか。ニューロン同士はどのように連係し合っているのか。
21世紀の脳科学は生体電気信号をより深く知ることで意識の謎を解き明かす道を切り拓くかもしれない。

改訂版の序文
はじめに(旧版)
第1章 電磁気現象と生体電気現象の同時発見
第2章 生体電気信号研究の黎明期
第3章 陰極線オシロスコープによる研究の進展──日本人研究者の偉大な貢献
第4章 細胞膜を「流れないのに流れる」容量性電流の不思議
第5章 活動電位の謎に迫る細胞内微小電極法
第6章 マクスウェルの悪魔としてのイオンチャンネル──活動電位のイオン機構の解明
第7章 活動電位の交通整理を行う「シナプス」
第8章 シナプスにおける電気現象の解明
第9章 シナプス研究の進展
第10章 現在までの脳機能研究の成果とその限界
おわりに


杉 晴夫[スギ ハルオ]
著・文・その他

内容説明

電気信号はいかにして意識を生み出すのか。画像診断ではとらえられない微小な電位こそ、私たちの心と体の謎を解き明かす鍵となる!

目次

第1章 電磁気現象と生体電気現象の同時発見
第2章 生体電気信号研究の黎明期
第3章 陰極線オシロスコープによる研究の進展―日本人研究者の偉大な貢献
第4章 細胞膜を「流れないのに流れる」容量性電流の不思議
第5章 活動電位の謎に迫る細胞内微小電極法
第6章 マクスウェルの悪魔としてのイオンチャンネル―活動電位のイオン機構の解明
第7章 活動電位の交通整理を行う「シナプス」
第8章 シナプスにおける電気現象の解明
第9章 シナプス研究の進展
第10章 現在までの脳機能研究の成果とその限界

著者等紹介

杉晴夫[スギハルオ]
1933年生まれ。東京大学医学部助手を経て、米国コロンビア大学医学部および国立保健研究所に勤務ののち、1973年より帝京大学医学部教授、2004年退職。名誉教授。専門は筋収縮の生理学。日本動物学会賞、日本比較生理生化学会賞等受賞。1994年より約十年間、国際生理科学連合筋肉分科会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

20
#説明歌 陰極線オシロスコープ容量性電流「流れないのに流れる」 マクスウェルイオンチャンネルNa+活動電位テトロドトキシン2017/09/09

eirianda

18
文系でも分かるように、研究段階の最初から時系列に沿って丁寧に書かれていたので助かった。特に偉大な研究者のエピソードを読むと、難しいはずの内容も理解したくなるから不思議。著者の研究者愛が行間から溢れている。もちろん、全部分かったわけでもないが……。タイトルは堅いが意外にも柔らかい科学本だった。2017/03/23

hanagon44

7
『現代脳研究の源流』という副題の通り,まさしく源流まで遡って,一般読者にも理解できるように要所をコンパクトにまとめ,また偉大な貢献者たちの横顔もコラムで盛り込まれた魅力的な1冊。説明を補足する図の工夫に大いに助けられて読むことができた。物理や化学から人体内の現象へのフィードバックなど,研究の奥深さや醍醐味に圧倒される。また,意外な人間味や泥臭さもみせる研究者たちの人としての一面もコラムから見えてきて,教科書に祭り上げられた存在から少し身近に感じられ,研究成果への感謝がより深まった気がした。2016/01/05

まるさ

5
サラッと流し読み程度で終わらせるつもりだったが途中から面白すぎて夢中で読んでしまった。思わぬ掘り出し物を見つけた。高校生物レベルの興奮伝達の知識と高校物理の知識があれば読み進めることは可能。物理が好きな人が生物に興味を持つために最良の書。2016/06/06

ぐうたらパンダ

3
神経生理学の中でも電気生理学は電気回路が出てきたりして、門外漢にはとっつきにくい分野である。また生理学の教科書や論文はあっても入門書は少ない。若干、生物学の知識はあったほうが良いが、それでも初学者に配慮された、この分野では珍しい入門書である。研究の流れが初めて理解できたし、この分野での日本人の貢献が大きかったことも初めて知った。その一方で、フグ毒は最初日本で研究が進んでいたのに、結局アメリカに移住した日本人研究者によって紹介され海外で研究が発展した話などを読むと、昔も今も変わらないんだな、と思った。2016/01/06

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