内容説明
日本におけるキャスター制を花開かせたNHK「ニュースセンター9時」、新機軸を確立させたテレビ朝日「ニュースステーション」、わずか2年で撤退を余儀なくされたTBS「プライムタイム」―。新時代を迎えたニュース番組の歴史の裏側で暗闘する男たち、そして“第四の権力”にまで成長したテレビが抱えるさまざまな問題点を鋭く斬る!!30年以上にわたり、新聞、ラジオ、テレビの世界に身を置く著者が描く渾身のドキュメント。
目次
第1章 決断―「ニュースステーション」に賭けた男たちの挑戦
第2章 確執―“キャスター・ニュース”を花開かせた「NC9」の興亡
第3章 選択―低迷のなかの対立を制した“数字”の威力
第4章 挫折―新報道番組に揺れる“報道のTBS”の苦闘
第5章 衝撃―政治権力介入とテレビの影響力拡大をめぐる攻防
第6章 混迷―視聴率とカネに翻弄されるニュース番組の行方
第7章 転機―巨大さゆえの未成熟に対するニュース仕掛け人たちの迷走