出版社内容情報
【内容紹介】
おもしろい!!わかりやすい!!マンガ中国の思想シリーズ
酒を一斗(約18リットル)飲む間に、詩を百篇もつくったという、豪快で自由奔放な詩仙──李白。当時の政治・経済の状況を映し出し、歴史の真実を伝た詩聖──杜甫。中国二大詩人の詩魂(しこん)を味わい、百花繚乱の唐詩の世界をマンガで堪能できる1冊。『マンガ 唐詩の世界』を再構成・改題し文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこさん
11
アリストテレスにソクラテス、孔子に孟子に達磨大師、そのうえ漢詩も思想というのなら、あらためて「思想」というのは何なんだろうと。奔流到海不復回、小野竹喬の『海』を眺めて李白は『将進酒』を想い、六角精児バンドの『お父さんが嘘をついた』を聞かされた年末。死を近くに感じて早々、良寛に災難をのがるる妙法いづくにか在るとたずねる龍の口、与爾同銷万古愁。2024/01/09
逍遥遊
1
57-20160401-01 漢詩は難しく、このように漫画にするとわかり易くなりますね。これを読んでいて思ったんだけど、私は日本の詩や短歌の方がやはり合っているかな。2016/04/01
読書の術
0
☆2 残念ながら、このマンガシリーズの中では一番面白くなかった。どうやら私には漢詩心というものが全くと言っていいほど無いようなのである。どの詩を読んでも「ふ~ん」みたいな感じになってしまい、「李白も杜甫も酒が好きなんだなぁ」程度の印象しか残らなかった。中国の故事や歴史にすごく詳しい人なら楽しむことができると思う。私自身は、蔡先生の絵が好きなので「画集」と思い込むことで一応それなりには楽しむことが出来た。このマンガシリーズの中では『マンガ孫子・韓非子の思想』、『マンガ老荘の思想』がオススメ2015/05/08