出版社内容情報
木工作家の三谷龍二が、生活工芸を9つのキーワードで論考、時には他の作家たちに取材し、生活工芸の輪郭を浮き彫りにする一冊。著者はみずから手を動かし、創作活動を行なっている木工作家。作り手としての経験に裏打ちされた文章で、生活工芸――私たちの暮らしによりそう器について考えています。生活工芸の持つ性質や特徴を9つのキーワードで論考、ときには他の作家たちに取材・対談し、生活工芸の輪郭が浮き彫りにする一冊。現在のうつわブームの底に流れる作家たちの想いをすくいとります。
親密なるもの
素材感覚
弱さ
へなちょこ工芸
誰かの暮らしに繋がっている
自然の声 対談ハタノワタル×三谷龍二
幾何学のイコン
写し 対談山本亮平×三谷龍二
作品、その背景 対談内田鋼一×三谷龍二
三谷 龍二[ミタニ リュウジ]
著・文・その他
内容説明
まだ流動的な「生活工芸」の輪郭を、実作の現場から探る。
目次
1 親密なるもの
2 素材感覚
3 弱さ
4 へなちょこ工芸―対談 冨永淳×三谷龍二
5 誰かの暮らしに繋がっている
6 自然の声―対談 ハタノワタル×三谷龍二
7 幾何学のイコン
8 写し―対談 山本亮平×三谷龍二
9 作品、その背景―対談 内田鋼一×三谷龍二
結びにかえて―外から見た日本の工芸 謝小曼×三谷龍二
著者等紹介
三谷龍二[ミタニリュウジ]
1952年福井市生まれ。1981年松本市に工房PERSONA STUDIOを設立。陶磁器のような普段使いの木の器を作り、それまで家具中心だった木工に、新たな分野を開く。また、漆では赤と黒の伝統色に「白漆」を加え、現代の暮らしに合う漆器の世界を作る。1985年より「クラフトフェアまつもと」「工芸の五月」(松本市)発足より運営に参加。2011年松本市内にギャラリー10cmを開店。店の建つ通りで「六九クラフトストリート」を企画するなど、「工芸と暮らしを結ぶ」活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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