出版社内容情報
YA短編の名手が思春期の恋や性に対する悩みと戸惑いを、様々な立場の男子、女子目線でユーモラスに誠実に描いた5つの恋する短篇集ぼくと箱森さんは小4の時に一緒に拾った木製のオルゴールをずっと共有していた。クラス中の女子に勝手に恋してはすぐに醒める、惚れっぽい性格の中学生のぼくと恋に全く興味のない幼馴染みの箱森さんとの少し変わった優しい友情物語、「オルゴール・ガール」、
失恋のショックでコンクールに予選落ちし、恋にもバイオリン人生にも挫折した中二の美樹は絶望のあまり橋の上に立つ。「飛び降りたら痛いから、わたしの代わりに」と愛用のバイオリンを川に投げ捨てると川からヘンな神が現れて……。バイオリンのかわりに怪しい神から与えられた意味不明のミッションを果たそうと、持ち前の真面目さで頑張ってしまう少女の危うさをコミカルに描く「放課後ビブラート」、
同じ塾の女子に告白され彼女ができてしまったけれど、世に溢れる性的なものや大人になった自分の身体を否定的にみてしまう、中三の大也の苦悩が吐露される「二兆千九百億」、ほか、全5編を収録。
YA短編の名手が思春期の恋心や性の悩みと戸惑いをユーモラスに誠実に描いた、5つの恋する短篇集です。
目次
「オルゴール・ガール」
「放課後ビブラート」
「二兆千九百億」
「わたしを見ないで」
「恋する熱気球」
梨屋 アリエ[ナシヤ アリエ]
著・文・その他
内容説明
青春はモヤモヤする。「たくさんのなぜ。人はなぜ恋をするのか。恋はなぜ突然醒めるのか」YA小説の名手による傑作青春文学の誕生!
著者等紹介
梨屋アリエ[ナシヤアリエ]
栃木県小山市生まれ。児童文学作家、YA作家。法政大学兼任講師。1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞を受賞し、翌年、単行本デビュー。2004年、『ピアニッシシモ』で第33回児童文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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