日本人の肖像

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062201131
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

歴史小説の主人公達は日本人の自画像でもある。織田信長、宮本武蔵、坂本龍馬など。直木賞作家初の史談エッセイ。毎日新聞連載書籍化武将、剣豪、志士、女傑――歴史小説は幾多の日本人像を描いてきた。作家がつくる主人公たちは、我々日本人の自画像ともいえよう。源義経から織田信長、坂本龍馬まで、誰もが知る歴史人物を通して、浪漫あふれる「この国のかたち」を見つめ直す。
毎日新聞連載「ニッポンの肖像」が待望の書籍化。直木賞作家・葉室麟、初の史談エッセイ!

はじめに
第一部
第一章 黒田官兵衛
第二章 宮本武蔵
第三章 坂本竜馬
第四章 織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
第五章 女帝の世紀
第六章 新選組
第七章 西郷隆盛
第八章 源平争乱
第九章 北条政子
第十章 天皇と近代
第十一章 真田幸村(信繁)
第十二章 千利休
第十三章 忠臣蔵
第二部
第一章 大坂の陣四百年
第二章 朝鮮出兵の時代
第三章 対外交流からみた中世
第四章 国家と宗教
第五章 柳川藩 立花家
第六章 日本人と憲法
日本人とは何か──あとがきにかえて──


葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

矢部 明洋[ヤベ アキヒロ]
著・文・その他

内容説明

歴史時代小説の最前線をゆく直木賞作家が、浪漫あふれる「この国のかたち」を見つめ直す!なぜ英雄に感動するのか。庶民のヒーロー、本物のリーダーの条件は?そして、天皇とは―

目次

第1部(黒田官兵衛;宮本武蔵;坂本竜馬;織田信長 豊臣秀吉 徳川家康;女帝の世紀 ほか)
第2部(大坂の陣四百年;朝鮮出兵の時代;対外交流からみた中世;国家と宗教;柳川藩立花家 ほか)

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業。地方紙記者などを経て、2005年「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞を受賞し、作家デビュー。2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞

矢部明洋[ヤベアキヒロ]
1963年京都市出身。同志社大学経済学部卒業。1987年に毎日新聞社入社。静岡支局、福岡総局、山口支局を経て、現在は西部本社学芸課長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

96
葉室麟は、新作中心に読んでいる作家です。小説以外としては初読です。色んな時代の歴史小説を書いてるだけあって、著者の歴史に対する博識ぶりを感じました。最近大河ドラマ「真田丸」で気になっている豊臣秀頼の稿を興味深く読みました。豊臣秀頼は、徳川家康に脅威を懐かせる程、立派に成長していたのでしょうか?9月はこちらで読了です。2016/09/30

Aya Murakami

64
図書館本。決戦!新選組というアンソロジーの作者さんの本として紹介されて手に取りました。 数々の歴史上の英雄に憲法・天皇・国家に宗教と話題の幅は広かったです。ということは葉室さんの日ごろの日本史研究が生きている本ということですね。 個人的には千利休の話がいちばん印象に残りました。「自分が美しいと思うのだからこれは美しいものだ!」周りに流されない強さと自信のようなものを感じました。やっぱり最後は自分の感性を大事にしなければいけませんよね。2018/09/25

ロマンチッカーnao

32
司馬さんを彷彿とさせる本でした。司馬さんの語る歴史、日本は司馬史観と呼ばれていましたが、葉室史観とでも読んでもいいような内容でした。それも突飛なものはなく、なるほど、とうなずけるものばかりで知的興奮を味わえるものでした。日本人とは何か。日本は、西と東で、文化の成り立ちから違っており、西は村で、東は家。西の政権は東南アジア交易で豊か。しかし安定性がなく、短期政権となる。平家、足利、豊臣、維新政府(薩摩、長州)東の北条、徳川は農村、土地に足を置いた長期政権。後は豊臣秀頼について語っているのが面白かった。2019/08/23

ちばと~る

26
直木賞作家 葉室麟先生が龍馬や官兵衛、信長や頼朝、北条政子、幸村といった歴史ヒーローについて解説し、それに纏わる各種作家の様々な作品を紹介しながら日本人とは、日本史とはと詳しく教えてくれる良書ですね。2016/11/21

サケ太

17
日本人とは、何か。さて何だろう。前半は歴史上の人物、組織、役割について、葉室麟先生と毎日新聞の矢部明洋氏との対談で語られる。人物たちを通して当時の日本人の姿が徐々に見えてくる。後半では、学者の方々との対談。出来事、時代、外国との交流、宗教、憲法などのについて。今まで深く考えなかったこと。何となくとらえたつもりになっていたことが、明確な形をもって目の前に現れた印象。日本人とはなにか。世の中を変えるものは。時代は移り変わる。しかし、本質は変わらないのか。いや、変えないでいたいと思った。2016/11/12

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