トヨトミの野望―小説・巨大自動車企業

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トヨトミの野望―小説・巨大自動車企業

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062196079
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0090

出版社内容情報

創業家VS.左遷サラリーマン!日本の救世主は、ハズレ社員だった。気鋭の経済記者が覆面作家となって描く「巨大自動車企業の真実」創業家VS.左遷サラリーマン!
日本の救世主は、ハズレ社員だった。気鋭の経済記者が覆面作家となって挑む日本最大のタブー「27兆円企業」に迫る!
「失われた20年を、高度成長期並みに駆け、世界一となったあのトヨトミ自動車が潰れるときは、日本が終わるとき。日本経済最後の砦・巨大自動車企業の真実を伝えたいから、私は、ノンフィクションではなく、小説を書きました」(梶山三郎)

目次
トヨトミの野望
序章   荒ぶる夜
第一章  ふたりの使用人
第二章  社内事情
第三章  北京の怪人
第四章  ジュニアの憂鬱
第五章  暴君
第六章  ハイブリッド
第七章  異端児
第八章  萌芽
第九章  去りゆく男
第十章  スキャンダル
第十一章 クーデター
第十二章 ナッパ服の王さま
第十三章 そして、公聴会へ
第十四章 誤算
終章   幕が上がる


梶山 三郎[カジヤマ サブロウ]
著・文・その他

内容説明

“日本の救世主”は、ハズレ社員だった。創業家vs.左遷サラリーマン!血が勝つか、汗が勝つか―気鋭の経済記者が覆面作家となって挑むメディア禁制・28兆円のタブー!!

著者等紹介

梶山三郎[カジヤマサブロウ]
経済記者、覆面作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

283
新作『トヨトミの逆襲』を読む前に、旧作で未読の『トヨトミの野望』を読みました。トヨタ自動車をモデルとした企業エンタテインメント小説、かなりリアルで大変興味深い内容でした。まさに「事実は小説より奇なり」といった感じです。本書が出版された当時、トヨタ自動車の広報がどういう対応を取ったのかが気になります。私の大学の同級生が、トヨタ自動車と中核子会社に入社しましたが、私はトヨタ関連でなくて良かったと思います。続いて、新作『トヨトミの逆襲』へ。2020/01/23

KAZOO

137
経済小説である自動車メーカーをモデルにしていることは読んでいる人誰にでもわかってしまう気がします。城山三郎さんと梶山季之さんから筆名をとられたのだと思われます。そうしないと圧力がかかるからなのでしょう。マスコミは多額の広告料収入を得ているので、年寄りが車運転するのをやめろというキャンペーンなんかしないで、絶対に車産業の悪口は言わないですよね。忖度の塊みたいです。この中では一族とそれ以外の役員などのやり取りが結構本当らしく書かれています。もう少し読まれてもいいと思うのですが、どこかで圧力があるのでしょう。2018/08/03

ミッフー

113
凄い本を読んだ❗️完全にトヨタのフィクション💦詳しくない人はhttps://biz-journal.jp/2016/12/post_17338_2.html/ampを参考にしたら良いでしょう😊カイゼン、グローバルが代名詞の天下のトヨタも、所詮は欲に満ち溢れた人間の集団。奥田さんはやはり予想通りの人物👍血の入れ替えは時として必要であり、彼の凄味見抜いた章一郎氏は見事💪章男氏の美人局事件、若い時の失敗誰でもあるさ✌️米国公聴会で謙虚さ、保身より会社発展を最優先する姿勢が今のトヨタ礎なったんでしょう🤔2019/12/13

かずー

96
トヨタを描いた小説。事実も描かれているのでどこまで事実か定かではないが十分楽しめた。登場人物のモデルがすぐ分かるので想像しながら読み進める。例えば統一はカーレース好きで本家であることから豊田章男。登場人物が多いが最初におもな登場人物の説明があるので助かった。奥田元社長を中心に話が進む。サラリーマン社長で豊田一族との関係性に苦労したことが分かる。海外との折衝を重要視し世界進出を成功させた功績は大きい。プリウスの開発は難しいものであったが1年前倒しで完成させるという無茶振り。開発は相当しんどかったと思う。2020/12/02

sayan

82
政治漫画「票田のトラクター」の作風(ケニー鍋島)を彷彿させる。99%事実という書評もありモデルとなったであろう企業と関係者は明らかだ。本書の魅力は、彼らの遠近関係と取り巻く政治・経済情勢・背景の描き方などが写実的で、筋立てのおもしろさ・現実性を主眼に劇画化に成功している点だ。映画「ハゲタカ」のイメージを惹起させる場面もあり緊張感も伝わってくる。ありがちな人物や企業モデルにただ乗りし面白おかしくデフォルメしていない点に好感をもった。特に読み所は、馴染みが薄い分、ロビー活動を巡る場面。続編を早速読んでみよう。2020/08/23

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