出版社内容情報
創刊号からの「週刊新潮」表紙絵で知られる谷内六郎さん。その季節感あふれる、田園での暮らしを描いたひとコマ、ひとコマに、広告業界の第一人者・岩崎俊一さんがコピーを添えた大人の絵本です。おだやかな家族の時間が流れる絵に、優しく、鋭く、コピーライターの言葉が呼応して、私たちが失ったものを問いかけます。平成生まれの若者たちにも届けたい、大切な日本の原風景(かたらもの)です。
それは自動車ではなく子どもが道路を駆けぬけていた時代。大きな掛け時計が時を刻んでいた部屋、いつも母が散髪してくれた縁先、兄弟姉妹で火鉢を囲んだ夕暮れのひと時。何が便利で、何が幸せか。急速な経済成長と都市化のなかで変わってしまった家族の絆を見つめ直す一冊。
初春
春風
炎夏
秋立つ
玄冬
谷内六郎の世界
谷内 六郎[タニウチ ロクロウ]
著・文・その他
岩崎 俊一[イワサキ シュンイチ]
著・文・その他
内容説明
本書は、季節感あふれる家族の暮らしを描き続けた谷内六郎さんの絵に、広告を通して人の幸せを見つめてきた岩崎俊一さんのコピーを添えた、大人の絵本です。昭和を知る世代ばかりでなく、平成生まれの若者たちにも届けたい日本の原風景(たからもの)です。絵と言葉のなかに、あなたが置いてけぼりにしてきた昭和がかくれています。
目次
第1部 「昭和というたからもの」谷内六郎の絵×岩崎俊一のコピー
第2部 「谷内六郎の世界」
著者等紹介
谷内六郎[タニウチロクロウ]
1921‐1981。画家。東京・恵比寿生まれ。少年時代より漫画やカットを新聞や雑誌に投稿し『キング』『少年倶楽部』などに度々入選。1955年第一回文藝春秋漫画賞を受賞。翌年『週刊新潮』創刊号より表紙絵を描く。1962年作詞を手がけたレコード「遠い日の歌」が第17回芸術祭奨励賞を受賞。油彩画、エッセイ、装丁、絵本、広告など多彩な活動の傍ら福祉活動にも力を注ぐ。急性心不全で亡くなるまでの25年間に描き続けた表紙絵は1300余点に及んだ
岩崎俊一[イワサキシュンイチ]
1947‐2014。コピーライター、エッセイスト。1947年京都生まれ。TCC賞、ACC賞、カンヌ国際広告賞銅賞など受賞多数。45年間、広告界の第一線で活躍し、手がけたコピーは現在も様々な企業のタグラインなどで使われ続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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馨
どぶねずみ
kokori (4年ぶりに復活)
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リンダリンダ