南シナ海 中国海洋覇権の野望

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南シナ海 中国海洋覇権の野望

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062192446
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0098

出版社内容情報

中国の版図は海洋に向かう。南シナ海の地下資源・海洋資源の争奪戦が始まった! 地政学アナリストが占う危険な中国の野望とアジア。南シナ海は、地下資源もさることながらインド洋と東シナ海、日本海を結ぶ世界の大動脈。海洋大国をめざす中国が、南シナ海の覇権を奪取しようとして、周辺諸国と一触即発の状態になっている。
すでに国力の貧弱なフィリピンは完全に見下され、スプラトリー諸島を戦火を交えることなく中国に奪われた。
だが、南シナ海周辺諸国には経済力のあるシンガポールや台湾、マレーシア、中国を恐れぬ国ベトナムなど強敵がひしめいている。

「ストラトフォー」地政学チーフアナリストのロバート・D・カプランが、周辺国を歩いてつぶさに観察し、現地の学者や政治家に取材して、今後の南シナ海情勢を予測する。



マーティン・デンプシー米統合参謀本部議長絶賛!

プロローグ チャンパ遺跡で考えたこと
第1章  人道・平和主義者のジレンマ
第2章  中国のカリブ海
第3章  ベトナムの行く末
第4章  文明入り混じるマレーシア
第5章  「よい独裁者」がいる都市国家シンガポール
第6章  植民地時代の重荷に苦しむフィリピン
第7章  アジアのベルリン・台湾
第8章  北京の思惑
エピローグ ボルネオ島のスラム街


ロバート.D・カプラン[ロバート.D カプラン]
著・文・その他

奥山 真司[オクヤマ マサシ]
翻訳

内容説明

世界の海上交通ルートの要衝にして天然資源豊富な南シナ海を狙う中国。気鋭の地政学アナリストが読み解く、赤い帝国の脅威。

目次

プロローグ チャンパ遺跡で考えたこと
第1章 人道・平和主義者のジレンマ
第2章 中国のカリブ海
第3章 ベトナムの行く末
第4章 文明入り混じるマレーシア
第5章 「よい独裁者」がいる都市国家シンガポール
第6章 植民地時代の重荷に苦しむフィリピン
第7章 アジアのベルリン・台湾
第8章 北京の思惑
エピローグ ボルネオ島のスラム街

著者等紹介

カプラン,ロバート・D.[カプラン,ロバートD.] [Kaplan,Robert D.]
世界的なインテリジェンス企業、米ストラトフォーのチーフ地政学アナリストのほか、ワシントンのシンクタンク「新米国安全保障センター」の上級研究員や、高級誌である『アトランティック』誌の外交・安全保障担当記者を長年務める、フリーランスの国際ジャーナリスト。米政権ブレーンとして国防総省・防衛政策協議会のアドバイザーも歴任。2012年には、『フォーリン・ポリシー』誌による「100人のグローバルな思索家」に選出される

奥山真司[オクヤママサシ]
国際地政学研究所上席研究員、海上自衛隊幹部学校客員研究員、青山学院大学非常勤講師。カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学卒業。英国レディング大学大学院博士課程修了。戦略学博士(Ph.D)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sibasiba

7
カリブ海と南シナ海の対比、良い独裁者について、中国とインドの2大文明に影響される東南アジア、儒教的価値観色々興味深い。しかし、アメリカ人は昔っから中国に幻想持ちすぎなんじゃないのって冷めた気分も。アメリカの黄昏は多分確定的に近いと思うので中国の覇権は避けられないのかな。2015/07/20

しく

2
事前にミアシャイマーの『大国政治の悲劇』を読んでおくと色々理解の助けになると思います。2015/04/25

酔うた

2
「もし台湾の事実上の独立状態に中国が本気で妥協するなら、アメリカの同盟国たちは安全保障体制を見直し、中国の台頭を容認する可能性がある…」など大変ドキドキするような論理展開と、現地ルポによる詩的ともいえる体験談とで、アジアのCAULDRONの中で一緒に煮られて行くような「痺れ」を味わいながら読ませてもらった。ベトナムとマレーシアの違いなどは特によく理解することができ、おおいに満足できる良書であった。それにしても、これからの西太平洋一帯はこれから地球の歴史の中心になっていくのだというが日本としては空恐ろしい。2015/03/05

松田望

2
シンガポール、マレーシアが独裁ゆえに発展したこと。 悪い独裁者の見本だったフィリピンのマルコス政権。 人民を弾圧するが経済は発展させた中国共産党。 独裁からソフトランディングして民主主義に向かった台湾。 南アジアは独裁のいいところとわるいところを比較研究できるような場所のようで、その描写の中から著者の「西洋の民主主義信仰」への懐疑が散見できる。 2014/12/21

Fumi Kawahara

2
米国人の書く世界情勢の本を読むと、いつも日本に関して軽い違和感を覚える。例えば、p.208『台湾はアジアの中で、短期的に見れば日本のファシストの敗北がその後のよい政府につながらなかった、唯一の国である』て。韓国は?(汗)。とりあえず、最後の台湾の章になると、前章までの「日本はファシスト国家で悪」という前提で東南アジア諸国事情を書いてきた分、「うん?」と突然の違和感にけつまずく印象。東南アジア諸国に関しての本だけど、読み手である私の東南アジアへの知識が足りなさすぎて消化できないので、感想も日本限定にorz2014/11/15

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