内容説明
痩せたいVS食べたい、仕事続けたいVS仕事しなくてもいい、子どもを産むだろうVS子どもを産まないだろう…女の人生を左右するあらゆる問題が24の究極の選択に。回答するのはOL委員会の1万人。彼女たちが欲望と煩悩と本能をむき出しにして、悩み倒した結果は…。どちらが正しくて、どちらがしあわせなのか?そもそも答えなんてあるのか。
目次
女の恋愛篇(容姿、才能、性格、財産すべて兼ね備えた女だが、(死ぬまで)彼氏がいないVSすべて最悪な女だが、すべて兼ね備えた男が(死ぬまで)彼氏
私の彼は、会社関係で見つけたVS私の彼は、社外で見つけた ほか)
女の性格篇(やせたいVS食べたい;計画経済派VS衝動買い派 ほか)
女の告白篇(彼とのケンカVSだんなとのケンカ;天国のランチタイムVS地獄のランチタイム ほか)
女の嗜好篇(ゴージャス旅行が好きVSビンボー旅行が好き;パンツ派VSスカート派 ほか)
女の人生篇(占いが当たった体験VS占いがはずれた体験;仕事はずっと続けていきたいVS仕事しなくてもいい ほか)
著者等紹介
清水ちなみ[シミズチナミ]
1963年東京都生まれ。青山学院大学卒業。コンピューター会社在職中に「OL委員会」を発足。退社後、同委員会の会報発行の傍ら、執筆、講演等を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
明智紫苑
6
現代日本ではネット上で異性蔑視をしている男女がワンサカといるが、前世紀は異性や異性愛に対して「無邪気」な人たちは少なくなかったのだな。異性愛といえば、最初の質問(自分自身は好条件だが一生「彼氏」はいないVS自分自身は悪条件だが一生好条件の「彼氏」はいる)は異性愛者ではない女性に対しては無意味な愚問だ。「彼氏」ではなく「恋人」にすべきだっただろう。2017/09/12
明智紫苑
4
1990年代の日本人女性がどのような価値観や思考回路を持っていたかを知るために読む本。むせかえるような「強制的異性愛主義」の匂いには要注意。特に性的マイノリティーの人たちにとっては「毒」にすら思えるかもしれない。それぐらいの時代の隔たりを感じさせる内容だ。最初のアンケート調査を現在やるなら、「彼氏抜きのパーフェクトウーマンになりたい」女性の割合は当時より増えるだろう。それぐらい、「男性」「異性愛」「結婚制度」は当てにならないものになってしまったのだ。今の日本人女性は男性にモテない方がまだマシである。2024/10/25
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