星籠の海〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 423p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062187008
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

瀬戸内海に浮かぶ島に流れ着くいくつもの死体。そして福山の鞆を舞台にした不可解な人間模様――奇怪な事件に御手洗潔が挑む超巨編。日本史を覆す超技術。水軍の奇跡ここに再臨――古代より栄えた港町、鞆を舞台に、連続する奇怪な事件と、かつて瀬戸内を制した海賊の謎が絡み合う――。すべてが明らかにされるとき、奇跡が起こる?

島田 荘司[シマダ ソウジ]
著・文・その他

内容説明

複数の死亡事件の背後に見え隠れする、ある団体の影―疑惑の究明に動きながら、御手洗潔は事件関係者の大学助教授とともに、幕末に老中首座を務めた福山藩主阿部正弘と、かつて瀬戸内を制した水軍の秘密に迫っていく。そこに、鞆に暮らす革職人一家が襲われる凄惨な事件が発生。これを糸口に、御手洗の推理で炙り出される事件の全容。そして「潮待ちの港」の歴史に秘された奇跡とは―!?御手洗潔、国内編最終章。

著者等紹介

島田荘司[シマダソウジ]
1948年広島県生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年、『占星術殺人事件』でミステリー界に衝撃的なデビューを果たして以来、死刑問題や日本人論など、活動のフィールドを広げ、2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

勇波

146
良くも悪くもThis is 島田作品!って感じなのです。壮大な物語の中で『星籠』に関する経緯と謎は日本史に詳しくない自分でも浪漫を感じさせてくれます。ただなんか軽い。。文章が軽いのか?登場人物(特に助教授連中)がバカっぽいのしか出てこなかったからなのか?後者であれば「だから御手洗は以後日本から出て行ってしまった…」と勝手に勘ぐってしまいますなぁ★2015/07/18

KAZOO

137
エンターテイメントとして久しぶりに堪能した気がします。しかしながら昔の島田さんの著作と比べると、謎がやや今の読む人に合わせているような感じがしました。ただ昔の水軍の話をうまく絡めてこの題名となった潜水艇の話など私には興味深く読みました。ほかの人が書いていたのですが映画化されるのですか?見てみたい気がします。ハードカバーで読んだので、本の作りが結構豪勢な感じになっているので持ち歩きには少ししんどい気がしました。2016/01/17

タックン

81
タイトルと村上海賊と幕末の史実に興味があって読み始めたのにどんどん違う方向に進んでたので途中で飽きちゃった部分があったけど最後に無理やり繋がったって感じがした。統〇教会と原発と史実をそれなりにうまくからめたミステリーだったけどね・・・・・。でも御手洗だけが始めから何でも知っててただ証拠固めだけしてた物語でその割には内容が薄くて長いなあっと・・・・。 このタイトルにまつわる歴史小説みたいなの読みたいな。2014/09/05

けい

80
全体的に軽快でページ数を感じさせない文章で面白かったが、下巻の途中から謎がすべて解けてしまっている状態なので、終盤は冒険小説状態になってしまいました。(村上水軍のロマンとか歴史的要素も多く、それはそれで十分読みごたえがあります)上巻で振っていた話もきちんと回収した結末、読後感は爽快。村上水軍のロマンを追ってしまなみ海道まで行ってこようかな。2014/01/25

財布にジャック

77
星籠の謎が解けて、すっきりと終わりました。ミステリーの醍醐味を味わいたい人には物足りないかもしれないので、そういう部分は別としても、この素敵な装丁に相応しく、ドラマとしては大変魅力ある小説だったと思います。また瀬戸内海という舞台も素敵でした。歴史好きには堪らない謎もありました。読後感もそれほど悪くはありません。でも、ここに登場した人達のあまりにも残酷で悲しい運命のことを考えると、どう感想を書けば良いのか未だ放心状態です。2013/10/24

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