出版社内容情報
ゆめじゃないって。鬼ごっこだよ。だから、今夜は鬼になるんだ。ーー節分の日の夜、鬼まつりがひらかれる!? それは節分の夜のことです。空にはまあるいお月さまがのぼり、朝からふりつづいた雪のせいで、地面は白い絹をはったようになめらかでした。
豆まきの声もやみ、町はもうねしずまっています。雪につつまれたしずかな町を、青白い月の光がゆめのようにかがやかせていました。
「鬼ごっこするもん、この指とまれ。
鬼ごっこするもん、よっといで」
どこかで、だれかが歌っています。ケイタはゆめの中で、その歌を聞いて目が覚めました。(ーー本文冒頭より)
節分の夜、呼びかけに引きよせられて、指にとまったケイタは、「鬼ごっこ」をするはめに。ちょっとふしぎで、すごくたのしい、とっておきの節分のおはなし!
富安 陽子[トミヤス ヨウコ]
著・文・その他
はせがわ かこ[ハセガワ カコ]
著・文・その他
内容説明
節分の夜、よび声に引きよせられたケイタは、「鬼ごっこ」をするはめに。ちょっとふしぎで、すごく楽しい、とっておきの節分のおはなし!
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
東京都生まれ。和光大学人文学部卒業。25歳でデビューし、1989年『クヌギ林のザワザワ荘』で日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズで新美南吉児童文学賞、2000年『空へつづく神話』でサンケイ児童出版文化賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002文学作品に選出。2011年『盆まねき』で第49回野間児童文芸賞、第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞
はせがわかこ[ハセガワカコ]
東京都生まれ。明治大学短期大学法律科卒業。児童書の挿絵や絵本の創作を手がける。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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鈴
anne@灯れ松明の火
しーまま
遠い日