出版社内容情報
天下の台所・大坂の青物問屋に住み込み奉公することになった江戸者のちゃきちゃき娘が、仕事に恋に精を出す。書き下ろし長編時代小説
江戸の饅頭屋のちゃきちゃき娘だった知里は、江戸詰め藩士だった夫の大坂赴任にともなって、初めて浪速の地を踏んだ。急な病で夫は亡くなり、自活するしかなくなった知里は、ふとしたはずみから、天下の台所・大坂でも有数の青物問屋「河内屋」に住み込み奉公することに。慣れない仕事や東西の習慣の違いに四苦八苦し、厳しいおかみさんから叱責されながらも、浪速の食の豊かさに目覚め、なんとか日々をつないでいく。おっちょこちょいで遊び人ながらも、幻の野菜作りには暴走気味の情熱を燃やす若旦那に引き込まれ、いつしか知里は恋に落ちていた。障害だらけのこの恋と、青物渡世の顛末やいかに。
書き下ろし長編時代小説。
内容説明
江戸詰め藩士だった夫の赴任にともなって、知里は初めて大坂の地を踏んだ。急な病で夫が亡くなり、自活するしかなくなった知里は、天下の台所・大坂でも有数の青物問屋に住み込み奉公することに。慣れない仕事や習慣の違いに四苦八苦し、厳しいおかみさんから叱責されながらも、浪華の食の豊かさに目覚め、なんとか日々をつないでいく。おっちょこちょいで遊び人だが、野菜にかけては暴走気味の情熱を燃やす若旦那に引き込まれ、いつしか知里は恋に落ちていた。仕事に恋に精を出す浪華の江戸娘奮闘記。
著者等紹介
朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪生まれ。甲南女子大学文学部卒業。コピーライターとして広告制作会社に勤務後、独立。2008年、第三回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。受賞作は『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題され、講談社文庫に収録されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫 綺
文庫フリーク@灯れ松明の火
きりこ
おくちゃん🌸柳緑花紅
ちはや@灯れ松明の火