g2 book<br> ネットと愛国―在特会の「闇」を追いかけて

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ネットと愛国―在特会の「闇」を追いかけて

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062171120
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「ゴキブリ在日を叩き出せ」と過激なスローガンを叫ぶネット右翼。彼らをそこまで駆り立てるものは? 大反響を呼んだルポの書籍化第三十四回講談社ノンフィクション賞受賞作、そして第四十四回大宅壮一ノンフィクション賞候補作品。
聞くに堪えないようなヘイトスピーチを駆使して集団街宣を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会 会員数約1万人)。
だが、取材に応じた個々のメンバーは、その大半がどことなく頼りなげで大人しい、ごく普通の、イマドキの若者たちだった・・・・・・。
いったい彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか。
現代日本が抱える新たなタブー集団に体当たりで切り込んだ鮮烈なノンフィクション。
彼らはわれわれ日本人の“意識”が生み出した怪物ではないのか?
彼らがネットとともに台頭してきたのは確かだが、この現象には、もっと大きな背景があるのではないだろうか。
著者・安田浩一氏の徹底取材はこうした疑問から始まった。

2010年末から2011年にかけて、ノンフィクション雑誌「G2」に掲載され、大きな反響を呼んだ傑作ルポルタージュ、待望の単行本化。

第1章 在特会の誕生        
過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生
第2章 会員の素顔と本音      
ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか
第3章 犯罪というパフォーマンス  
ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相
第4章 「反在日」組織のルーツ   
「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々
第5章 「在日特権」の正体      
「在日コリアン=特権階級」は本当か?
第6章 離反する大人たち     
暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく
第7章 リーダーの豹変と虚実    
身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた・・・・・・
第8章 広がる標的(ターゲット)   
原発、パチンコ、フジテレビ・・・・・・気に入らなければすべて「反日勢力」
第9章 在特会に加わる理由  
疑似家族、承認欲求、人と人同士のつながり・・・・・・みんな“何か”を求めている


安田 浩一[ヤスダ コウイチ]
著・文・その他

内容説明

差別的な言葉を使って街宣活動を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会)。彼らは何に魅せられ、怨嗟と憎悪のレイシズムに走るのか。

目次

1 在特会の誕生―過激な“市民団体”を率いる謎のリーダー・桜井誠の半生
2 会員の素顔と本音―ごくごく普通の若者たちは、なぜレイシストに豹変するのか
3 犯罪というパフォーマンス―ついに逮捕者を出した「京都朝鮮学校妨害」「徳島県教組乱入」事件の真相
4 「反在日」組織のルーツ―「行動する保守」「新興ネット右翼」勢力の面々
5 「在日特権」の正体―「在日コリアン=特権階級」は本当か?
6 離反する大人たち―暴走を続ける在特会に、かつての理解者や民族派は失望し、そして去っていく
7 リーダーの豹変と虚実―身内を取材したことで激怒した桜井は私に牙を向け始めた…
8 広がる標的―反原発、パチンコ、フジテレビ…気に入らなければすべて「反日勢力」
9 在特会に加わる理由―疑似家族、承認欲求、人と人同士のつながり…みんな“何か”を求めている

著者等紹介

安田浩一[ヤスダコウイチ]
1964年静岡県生まれ。週刊誌、月刊誌記者などを経て2001年よりフリーに。事件、労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

215
ついに読み終えた1冊。今問題になっている在特会について詳細に書かれた1冊。私も昔在特会に一時期活動はしてないが動画を見て共鳴を覚えた時期はあった。一線を越えて実際に活動はしなかったが、確かに在日特権というものがあると思い込んでいた。しかし色んな本を読み疑問が湧いてきて懐疑的になっていた。どうもそこまで特権というのがあるのか?そんなに相手を痛めつけてまでやらなければいけないものか?どうも宗教っぽいなとかそういう疑問を本書は丁寧に解説されていてよかった。2015/01/25

遥かなる想い

212
第34回(2012年)講談社ノンフィクション賞。 日本最大の市民保守団体「在特会」の闇を 追った労作である。ネットを駆使して、 在日コリアンへの誹謗中傷を繰り返す …在日特権のデマがネットを通して 拡散されていく… この在特会の背後に潜む 日本人が持つ密かな憎悪のようなものが怖い。 暴走する集団と 拡散する憎悪…ネット時代の 不気味な脅威を感じる、そんな本だった。2017/10/29

ntahima

64
在特会が攻撃目標にしている教育機関に勤めている知人がいたこともあり、その名前だけは随分前から知っていた。動画も見た。どんな過激な主張であれ、言論の自由は一応認める立場ではある。但、市民運動と言うなら目標が伴わなければならない。著者は彼等の理念、行動には全面的に反対する立場ながらも、その置かれた状況には一定の理解を示しているように見えるが、私的には閉塞感・孤立感から逃れる為に、群れ且つ攻撃対象を見付け発散するという行為には一片の理解も共感も見い出せない。身を捨てる覚悟がないから攻撃対象を掏り替えるしかない。2013/02/21

harass

52
「在特会」の構成員に取材して彼らの活動や事件やそれぞれの素の姿などまとめたもの。ネット時代に現れた新しい『市民保守』団体。なんども指摘があるがネットでの匿名掲示板でのレッテル貼りや差別用語の暴言を生の人間相手に罵るだけだ。知性の欠片もなく苦笑する。ネットの愛国でまとまる希薄な生。かつて肩入れしていた既存の政治団体の幹部の話なども。以前から存在はしっていた団体だがまとめて読むとひどい。だが一番怖いのは、こういう団体の中で支援者数が飛び抜けて多いのだという。彼らを支持する多数の無名人がいるという薄ら寒さ。良書2016/07/25

キムチ27

46
巻末に鴻上氏が記している・・なぜ、この本を読んだか?「在特会を知りたいから・・何故、人間が人間を『ゴキブリ』と呼ぶのか?私も同様。若いころ、そして最近まで無知というか無関心だった。しかし、在阪も時を重ね、ヘイトスピーチが社会問題化され、ネトウヨという言葉が飛び交うと「まず知らねば」完全に既知化したとは言い難いけれど、その周辺に生息する集団の香りは感じられた。「素は大人しい、むしろ礼儀正しい?!」父親の姿を見いだせない、そして母親を過剰なまでも愛する、家庭の姿を見失った。。2016/10/05

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