解ける問題 解けない問題

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  • サイズ B6判/ページ数 119p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062158817
  • NDC分類 418
  • Cコード C0041

出版社内容情報

人間の知性に限界はあるのか?
アーベル、ゲーデル、テューリング、マチャセヴィッチらが挑んだ難問
文章とイラスト(オールカラー)のコラボレーション 新しい科学読み物!

「解けない」とはどういうことなのか、それはまたなぜなのか、がすべての始まりである。「解けないという結果」より、「解けないことが、人間の知性によって明らかにされた」ことのほうがだいじだ。

野崎 昭弘[ノザキ アキヒロ]
著・文・その他

eco[エコ]
著・文・その他

内容説明

人間の知性に限界はあるのか?アーベル、ゲーデル、テューリング、マチャセヴィッチらが挑んだ難問。文章とイラストのコラボレーション新しい科学読み物。

目次

第1章 いろいろな方法(ようかんの三等分;一〇〇パーセントの正確さを求めて;古代人の道具で;コンパスだけで等分する;タイルの敷き詰め;ユークリッドの互除法)
第2章 アルゴリズムとは何か(「アルゴリズム」の意味;アルゴリズムの語源;アルゴリズムの例;代数方程式の解法について;さらに広いアルゴリズム)
第3章 解けない問題(解けない代数方程式;定理の証明について;決定問題について)

著者等紹介

野崎昭弘[ノザキアキヒロ]
1936年、横浜市生まれ。東京大学理学部数学科卒業、同大学院数物系研究科修了。電電公社(現NTT)電気通信研究所、東京大学教養学部、同理学部、山梨大学工学部、国際基督教大学教養学部、大妻女子大学社会情報学部を経て、サイバー大学IT総合学部教授。専門はアルゴリズム理論、多値論理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びすけっと

10
2009年11月刊。「時間とは何か」つながり。「ある」ことを証明するのは比較的たやすいが、「ない」ことを証明するにはとても困難であることを説明してくれている本です。ようかんの三等分はたやすいか?という話から始まります。おおむね三等分はできるけれど、厳密な三等分は難しい。中学数学までの復習になりました。後半はかなり難しかった。「ない」ことを証明するにはありとあらゆる方法を挙げてどれでやってもだめと言わなければならない。負の数を認めたり、数の拡張が進んできたように、私の頭の拡張も進んでいるのかしら。2015/09/22

魔魔男爵

2
解ける問題か解けない問題かを判断する問題は作れないと証明したチューリング博士の天才性が小学生にも理解出来る良書。本書ではテューリング表記だが、男子学生にチューして同性愛の罪で逮捕されたホモの前科があるチュー博士なので、チュー表記にして欲しかった。ほぼ全ページにイラストがある科学絵本なので、幼稚園児に与えて立派なホモの数学者に成長する事を期待すると面白いと思います。ワイルズ以後の本だが、100年のポアンカレ、400年のフェルマーと共に、2000年かかった円積問題のリンデマンも出す野崎先生のセンスは良いね 2011/06/07

みっちー

2
☆3 たぶん小学生でも読める数学書。カラーで見やすく、平易に解説してくれている。けど一番楽しかったのは1章の作図でした。ユークリッドの互除法は中高受験に役立つとおもいます。ちょっとした自慢にもね。 Excel関数にもあるので使うと面白いです2011/05/07

三枝

1
昔は掛け算・割り算は最高の大学で学ぶものだったらしい。ユークリッドの互除法は学生の頃に知っておきたかったなぁ。2012/05/15

nodat

1
大人になってからこの手の本を読んでも結構勉強になります。数学的な考え方を改めて認識させられました。できれば、中学ぐらいのときに読みたかったなぁ。2009/12/11

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