内容説明
運命に挑んだ女たちができることは、ただ濁流に呑み込まれるだけ―。『ゴールドラッシュ』から１０年、『命』から８年。決定的なスキャンダルを抱えた女子アナたちが乗り込んだ小舟はどこへ？著者初のエンターテイメント巨編。渾身の「女子アナ」小説。
著者等紹介
柳美里［ユウミリ］
１９６８年生まれ。高校中退後、劇団「東京キッドブラザース」に入団。９３年、『魚の祭』で、岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。９７年、「家族シネマ」で、芥川賞を受賞。９９年、『ゴールドラッシュ』で、木山捷平文学賞を受賞。２００１年、『命』で、第七回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞、これに続く『魂』ほか、『命』四部作は累計百万部を超えるベストセラーとなる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shinobi Nao
17
ずっと「で（、何が起こるの）？」と思っているうちに上巻が終わった。何を読んでいるのかよくわからない。「スキャンダラスな女子アナの世界」というだけなら週刊誌読んでるのと同じわけで、それ以上の何かがあるはずなのに・・・。上下巻にするほどの内容があるとは思えないまま、一応下巻に進む。2016/08/01
エリク
11
下にまとめてあります。 手抜きですが、ご了承くださいｗ2019/08/10
はな
9
かなり久しぶりの柳美里。相変わらず、少し嫌悪を感じる性描写。物語は勢い良く進み、あっという間に読了。下巻に期待。2016/06/11
どんぐり
7
チーフプロデューサーと不倫関係にあるサブキャスター、プロ野球選手と付き合うスポーツキャスター、ストーカーの恋人に裸の写真を週刊誌に持ち込まれるお天気キャスター、三者三様にセックスを絡ませて描いているので、少々安っぽい官能小説になっている。局アナスキャンダル、下巻でどうなるか。2012/09/30
山男777
5
読み始め過激なエログロが飛び出る。女新堂冬樹を想像するも、なんじゃこれはと、ほおりだしたくなった。ところが読み進める、だんだん整合性を持ち意味をもってくる。華やか世界に生きるテレビマン、人目清楚なイメージの女子アナ、アフターは男と女のラブコールまみれ。さもありなんと興味深く読んだ。続き下を読んでいる。2016/12/15
