出版社内容情報
糸であやつられるなんてまっぴらごめん。走って、とびはねて、広い世界へ出かけたいんだ!
むかしむかし、ジェペットという大工が小さな家にひとりっきりですんでいました。さみしいジェペットは、いつもいっしょにいてくれるあやつり人形を作ることにしました。愛情をこめてピノッキオと名づけると、それはただの人形ではなくなりました。なんと、生きているかのように、しゃべったり動いたりできたのです。ピノッキオは本物の人間になりたいと、勉強をしに学校へ向かいますが…
ウソをつくと鼻がのびる「ピノッキオ」は、子どもが冒険を通じて大きく成長し、夢をかなえる物語。さらに著者が本書の最後で描いたのは、夢から覚めたピノッキオとあたたかい家庭の風景でした。
名作昔話を、こわすぎず、親しみやすく、現代にむけてアレンジした「世界の美しいおとぎ話」シリーズ3冊目。海外のお人形を思わせる大きな瞳、儚げな表情…アン・レイセンが描くイラストは、どこか影のある美しさを感じさせます。聞いたことはあるけどストーリーは知らない…そんな大人にも、おとぎ話の世界が広がるきっかけに。
内容説明
むかしむかし…ジェペットという大工がいました。小さな家にひとりっきりですんでいます。「なんてさみしいくらしだろう」そこでジェペットは、いつもいっしょにいてくれる木の人形をつくることにしました。丸太を切って、彫って、やすりをかけます。すると、どこからか笑い声がきこえてきたのです。「あはは、ひひひ。くすぐったいよう!」
著者等紹介
レイセン,アン[レイセン,アン] [Leysen,An]
絵本作家。1972年生まれ。ベルギーのトゥルンハウトにある美術学校で服飾デザインの教師を務めながら、絵本の創作を行っている。独自の観点で再話した「世界の美しいおとぎ話」シリーズは多くの言語に翻訳されている。ほかにも多数の作品を発表。自由時間にしたいことは―もちろん―読書と絵を描くこと
山下愛純[ヤマシタアズミ]
英語とイタリア語の翻訳者。滋賀県生まれ、東京外国語大学卒。自由時間にしたいことは―やっぱり―読書かな(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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