出版社内容情報
茂田井 武[モタイ タケシ]
著・文・その他
広松 由希子[ヒロマツ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
茂田井武の一枚の絵が、絵本になりました。入園、入学、誕生日、就職、結婚、お正月…「おめでとう」のきもちを贈る絵本。最後のページに、お祝いしたい人の名前を書きこめます。
著者等紹介
もたいたけし[モタイタケシ]
茂田井武。1908年、東京・日本橋生まれ。’30年に渡仏。帰国後、様々な職を経て、雑誌や大衆小説などに挿絵を描くようになる。特に戦後の10年間は子どもの本を中心に膨大な仕事に取り組む。’54年、絵雑誌「キンダーブック」の仕事に対し、小学館児童文化賞児童絵画賞受賞。絵本の代表作に『セロひきのゴーシュ』などがある。素朴な詩情と幻想、郷愁とユーモアを含んだ絵で、戦後の出版美術界に大きな影響を与え、現在も数々のアーティストを魅了し続けている。’56年、没
ひろまつゆきこ[ヒロマツユキコ]
広松由希子。1963年、ロサンゼルス生まれ。絵本評論家・作家。ちひろ美術館学芸部長などを経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うー(今年も遅くなります)
11
<絵本>「おめでとう」って本当にいい言葉だなぁ。読んでいると心があったかくなる。 茂田井武氏あとがき。『自分一人が幸福になることを念ったり、自分の家のものが幸福になるのを念ったり、自分の国が幸福になるのを念ったりするような、たとえばそんな小さな念いではなく、全世界、全宇宙、さらにもっともっときりのないものの幸福をこそ念いたい』小さな絵本の中に大きな念い。
ヒラP@ehon.gohon
10
いろんな「ありがとう」スタイルが紹介された絵本です。 ただただ眺めていたら、1枚の絵から部分部分を抜き出して構成された絵本だとの説明があります。 1枚にこめられた「ありがとう」に楽しさを感じるのですが、そこからこのような絵本を作り出す作業についても、ユニークさに興味をもちました。 茂田井武さんの絵をもっと知っていたら良かったと思いました。2018/01/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
いろんな国の人たちや動物たちが合う度に「おめでとう」。 「しあわせなひに」と添えられた分に、1日も早く「おめでとう」と言える日を迎えたいですね。 ※外出自粛中の中メンバーと、いつもは選書しない分野に挑戦しように取り組んでます。高齢者向けの得意なメンバーが選書した子ども向け(赤ちゃんから小学生対象)の選書。これまで紹介した絵本は省いています。2020/05/01
ロイヤルミルクティ
7
【1歳1ヶ月】図書館で見かけ、絵のタッチが好みだったので借りてきました。娘はどうかな、と思ったら、すごくニコニコ(^^)ぞうさんのページではぞうさんを指して嬉しそうにしていたので、なんだか私も嬉しい〜。2019/03/20
猪子
6
最初のページに添えられた『しあわせの ひに』という一言がなんか良い。挨拶のようにおめでとうを送りあっているので新年を迎えた時なのかな?元は1957年のキンダーブックに載ったものらしいのですが、全然古臭さを感じませんでした。2020/01/06
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