プレカリアートの憂鬱

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プレカリアートの憂鬱

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062152884
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0095

内容説明

月収10万のフリーター、ロスジェネ世代のニート、“派遣切り”に脅える非正規雇用者、「債務奴隷」さながらの新聞奨学生、高学歴ワーキングプア、「ネットカフェ難民」の日雇い派遣―『雇用崩壊社会』の現実に迫る渾身のルポルタージュ。

目次

第1章 プレカリアート、その日常(障害者枠での就職は、ニートの希望となり得るか;労働を拒否して立てこもるひきこもりは、何を希望に外に出るのか;戦略的生活保護のススメ ほか)
第2章 プレカリアートの反撃(「難民」たちよ!一〇〇円でマクドナルドを占拠せよ!―三二歳不安定作家。希望は、革命戦争;万国のフラレタリアよ団結せよ!!革命的非モテ同盟、参上!!;「自由」と「生存」と「文化」、プレカリアートの果てしなく「豊か」な世界 ほか)
第3章 希望のプレカリアート(『遭難フリーター』俺は誰に負けた?俺は誰の奴隷だ?;真夏の死の行進。彼は茨城・大洗から東京・飯田橋まで一〇日間かけて歩いた。生きるために;まるでアメリカの映画から飛び出してきたようなB‐BOYの「一九歳・元ホームレス」。どこに行っても「特例」扱いだった彼)
第4章 KYでも生きられる社会に―特別対談 森達也×雨宮処凛

著者等紹介

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。99年、ドキュメンタリー映画『新しい神様』(監督・土屋豊)に主演。2000年『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。著書に『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版・日本ジャーナリスト会議賞受賞)など多数。現在は生活も職も心も不安定さに晒される人々(プレカリアート)の問題に取り組み、取材、執筆、運動中。フリーター全般労働組合賛助会員、反貧困ネットワーク副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

23
自己責任だの生活保護費引き下げだの声高に叫んでいるひとに読んでほしい。というか、みんなに読んでほしい。ちょっとしたきっかけさえあれば、貧困状態に陥るのは簡単だけれど、そこから這い上がるのは非常に困難です。しかもいつそれが自分の身に降りかかるかわからない綱渡りの世の中ではそんな論調になってしまうのもわかる気がしますが、そんな時だからこそ理解が必要だと思いました。2015/02/03

ちくまる

3
私は正直生活保護を受けてる人に対して不満がある。多分テレビの影響。ずる賢い人だけ得をして、本当に必要な人には行き渡ってない気がするから。でも私は実態を知らない。こういう本を読んでも、全ての人が果たして努力した上で転落してしまったのかもよくわからない・・・ただ私も今の時代の何をしても「自己責任」という決め付けには違和感があって、どんどん生きにくい世界になってるな〜という印象。2015/02/11

TURU

1
フリーターやニートに甘えるな、親のスネを齧りやがってなどの感情しか持っていなかったが、この本を読んでみて死ぬ気で働いているのに生活が豊かにならない人や、落ちるところまで落ちてしまったら這い上がる事がいかに困難な事なのかよく分った。2014/08/01

nyara100nen

0
年収300万円を得て家庭を持つこと。「これは何か分不相応なトンデモナイ夢だろうか?3人にひとりがそんなことすら達成できない社会って一体何だろう。」2015/02/23

Erina Oka

0
他人事ではない感がハンパない。2014/06/15

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