出版社内容情報
人間に見えるのはせいぜい一部であって全体ではない。
噂――世界を共同で理解する手段――は、一部しか見られない人間の限界に、
集団で立ち向かう方法だ。(中略)
噂を信じたり広めたりする行為は、人間であることの中心を成す、
基本的で重要な部分を映し出しているのに他ならない。 (本文より)
★噂には三種類ある ★自然災害はデマの温床
★噂の流布量=話題の重要さ×状況の曖昧さ
★噂を構成する4つのポイント ★噂を通して絆が深まる
★人はなぜ「確認」を避けるのか ★有害な噂から身を守る方法・・・・・・ほか
海外の面白い噂、ゴシップ、都市伝説もたっぷり収録!
内容説明
なぜ災害時には大量のデマが飛び交うのか?心理学者が読み解くうわさの功罪。
目次
第1章 噂をするのは人の常
第2章 噂の海が泳ぐ
第3章 不明瞭であることは明瞭だ―不確実な世界を噂で理解する
第4章 噂、ゴシップ、都市伝説―似たものどうしを考察する
第5章 井戸のまわりの小さな世界―どんな噂がどこで、なぜ、広まるのか?
第6章 信じる噂、信じない噂―なぜ信じたり、信じなかったりするのか?
第7章 事実は曲げられないもの―街の噂を検証する
第8章 噂の製造工場を管理する
著者等紹介
ディフォンツォ,ニコラス[ディフォンツォ,ニコラス][DiFonzo,Nicholas]
ロチェスター工科大学心理学部教授。1994年、テンプル大学で社会・組織心理学の博士号を取得。社会心理学、産業・組織心理学、統計学の教鞭を執るかたわら、噂やその対処法、社会・組織心理学をテーマとする論文を多数発表。セミナーや講演活動、裁判の専門家証人など、多彩な分野でも活躍している。米国心理学会、米国心理学協会メンバー。ニューヨーク州ロチェスター在住
江口泰子[エグチタイコ]
法政大学法学部卒業。編集事務所、広告企画会社を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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